注目キーワード

政策・マーケット

リンゴの輸入量が急増、2年連続で4,000トンに迫る勢い

財務省の貿易統計によると、昨年のリンゴの輸入量は、2,000年以降では最多となる4,000トン超。今年もそれに近い勢いで、8月までの速報値で3,500トンを超えた。

2012年から増えはじめ
昨年は4,000トン超え

財務省の貿易統計から、ここ2年間、リンゴの輸入量が大きく増加していることがわかった。

リンゴの輸入量は、天候不順で国内生産量が落ち込んだ2012年から、ニュージーランド産を中心に増えはじめた。2015年にやや減少したが、昨年大きく増加し、4,000トン超え。2,000年以降では最多となった。今年もそれに近い勢いで、8月までの速報値で3,500トンを超えている。


2018年は8月までの速報値。財務省の貿易統計から編集部作成

ただしリンゴの輸入は、国産品の流通が減少する5~8月に集中する。9月になると国産リンゴの収穫時期に入り、国内流通がスタートするためだ。例年通りであれば、今年の輸入量がこれ以上増加することは、ほぼないと考えられる。ただし、全国各地で台風の被害が出ているため、予断を許さない状況ではある。

輸入量が増えるということは、国産品との競争が激化することにつながるため、国内の農業者への影響が懸念される。

DATA

財務省

関連記事

農業機械&ソリューションLIST

アクセスランキング

  1. 土壌の保水力・保肥力を向上させる「EFポリマー」が日本随一の畑作地帯・十勝に上陸!...
  2. 軽トラカスタムの新潮流!親しみやすさが人気の『レトロカスタム』
  3. 強力な多年生雑草もすっきり一掃! コメリのおすすめ除草剤「マルガリーダ」とは?...
  4. 薄緑の葉色は「鉄欠乏」のサイン? 予防と対策は?
  5. 被るだけで-10℃!?1ヶ月で完売した「ウルトラライトハット」が今年も発売...
  6. アザミウマの発生を1/10程度に削減! イチゴ農家を救うLEDの赤い光
  7. 雑草のプロフェッショナルに聞く! 草をマルチにするメリットと留意点
  8. 低コストで高耐久! 屋根の上で発電もできる「鉄骨ポリカハウス」
  9. JAが「農業協同組合」であり続けるために 経営危機を乗り越えるためにすべきことは?...
  10. ユーザー満足度が高い、コメリの水稲用肥料と殺虫殺菌剤に注目!

フリーマガジン

「AGRI JOURNAL」

vol.31|¥0
2024/04/19発行

お詫びと訂正