注目キーワード

就農

マイファームが全日制の農業学校を来春開校@兵庫県丹波市 

新規就農を目指す社会人を対象とした週末農業学校「アグリイノベーション大学校」を運営しているマイファームが、来春、兵庫県丹波市に全日制の農業学校を開校する。新規就農者を呼び込み、地域農業を活性化していく取り組みとは。

古くてあたらしい
オトナのための農業学校

新規就農を目指す人に朗報だ。新規就農を目指す社会人を対象とした週末農業学校「アグリイノベーション大学校」を運営している「株式会社マイファーム」が、2019年4月に全日制の農業学校「丹波市立 農の学校(みのりのがっこう)」を開校する。兵庫県丹波市が設置し、民間事業者が運営する「公設民営」の農業学校は、全国初の取り組みとなる。

「丹波市立 農の学校」は、新規就農を目指す人が、年齢や経験の有無にかかわらず、農業栽培の技術(有機無農薬栽培や、丹波市の特産物栽培)、農業経営、農村文化を学び、自ら実践することができる学校だ。

これまで株式会社マイファームは、「アグリイノベーション大学校」を運営し、新規就農者を全国へ輩出。また、農業者に向けた経営力向上のための経営塾の運営にも取り組んできた。その農業の技術指導と経営者育成の実績を生かし、兵庫県丹波市「農の学校」では、里山の資源を生かした有機農業の技術、最先端のICT技術とデータ分析による次世代農業経営を学ぶことのできるカリキュラムを提供する。

古くから土地に受け継がれる伝統的な農業のあり方を感じながら、最先端の農業技術を学び、それらを融合させた古くてあたらしい農業のあり方を一緒に考える「農の学校」。2019年から2024年までの5年間で、100名の新規就農移住者を呼び込み、地域農業の活性化に寄与するという。注目しておきたい。

■「丹波市立 農の学校」設立概要■

開校時期  :2019年4月
募集定員  :20名以内(第1期)
カリキュラム:総受講時間 1,216時間
(座学講座 184時間、栽培実習・実践 960時間、視察・現地研修 72時間)
受講料   :512,000円(税別)

<その他の費用>
教科書代:3,000円、受験料:6,500円 ※どちらも税別

【入学要件】
・18歳以上であること
・高等学校卒業程度の学力を有すること
・健康状態が良好であること

募集期間  :2018年8月23日(木)~2019年3月22日(金)

■受講説明会の開催日程

第1回 受講説明会(東京開催)
日時 :2018年9月17日(月)10:30~12:30
場所 :東京駅周辺
定員 :10名
参加費:無料
内容 :学校説明、入学相談

第2回 2018年10月20日(土)大阪開催

第3回 2018年12月8日(土)東京開催

第4回 2019年1月12日(土)大阪開催

この他、現地見学会を月1回開催。

問い合わせ

農-みのり-の学校

 

関連記事

農業機械&ソリューションLIST

アクセスランキング

  1. 福岡と愛知でも開発中! 生育データを活用したイチゴ栽培システム
  2. 土壌の保水力・保肥力を向上させる「EFポリマー」が日本随一の畑作地帯・十勝に上陸!...
  3. 軽トラカスタムの新潮流!親しみやすさが人気の『レトロカスタム』
  4. 強力な多年生雑草もすっきり一掃! コメリのおすすめ除草剤「マルガリーダ」とは?...
  5. 薄緑の葉色は「鉄欠乏」のサイン? 予防と対策は?
  6. 割れを防いで良品率アップ! 天然保水性ポリマー「EFポリマー」がニンジンのブランド化に貢献...
  7. JAが「農業協同組合」であり続けるために 経営危機を乗り越えるためにすべきことは?...
  8. 雑草のプロフェッショナルに聞く! 草をマルチにするメリットと留意点
  9. ユーザー満足度が高い、コメリの水稲用肥料と殺虫殺菌剤に注目!
  10. 低コストで高耐久! 屋根の上で発電もできる「鉄骨ポリカハウス」

フリーマガジン

「AGRI JOURNAL」

vol.31|¥0
2024/04/19発行

お詫びと訂正