道工具・資材

薄緑の葉色は「鉄欠乏」のサイン? 予防と対策は?

日照不足や低温・高温ストレス、リン酸やたい肥の過剰など様々な原因で、多くの作物に起こりうる「鉄欠乏」。生育を悪化させるこの鉄欠乏を予防・改善するには?

何だか緑色が薄い……
その理由は「鉄欠乏」かも

この2枚の写真は同じ圃場のトマトの写真である。左側の写真を見ると、植物の緑色が薄くなり元気が無いように感じる。それは鉄が不足しているからかも。なぜなら植物にとって鉄は「緑色を作るのに必要不可欠なもの」だからである。

右側の写真は、鉄分を補給する液体資材「鉄力(てつりき)あくあ®F10」を施用(※)した後のトマト。鉄あくあ®F10を施用したことで緑色が濃くなったことが分かる。つまり、緑色が薄かったのは鉄欠乏が原因だったということだ。

今回は植物の緑色と鉄の関係をおさらいしながら、鉄欠乏にならないための対策を見ていこう。

※鉄あくあ®F10を給液混合1回(10,000倍)、葉面散布 5日間隔で計2回(2,000倍)施用

緑色はクロロフィルの色
クロロフィルは光合成をする成分

緑色が薄くて黄色がかっていることは、植物の生育のための光合成が抑えられているということで、文字通り植物にとっては黄色信号だ。その光合成を行なう成分がクロロフィル(葉緑素)である。

こちらの図は植物の緑色成分であるクロロフィルの合成経路である。植物がクロロフィルを作る過程で、鉄による化学反応が必要なのだ。

植物に与えるのは
どんな鉄でも良いの?

実は、酸素やケイ素、アルミニウムに続き、鉄は土壌中で4番目に多い元素である。
「そんなにたくさんあるなら、植物が鉄不足になるはずがないのでは?」と思うかもしれないが、植物が吸収できるのは“溶けた”鉄だけ。溶けていない鉄がいくらあっても植物は吸収ができないのだ。

もし土壌中に溶けていない鉄しかない場合、植物は根から酸を出し、鉄を溶かす必要がある。また、溶けた鉄と一言に言っても、溶けた鉄には「二価鉄」と「三価鉄」があり、植物が吸収できるのは「二価鉄」のみ(イネ科以外)。そこでイネ科以外の植物は根の表面の酵素によって、「三価鉄」を「二価鉄」に還元しなくてはならない。

鉄欠乏を防ぐための植物自身もこのような対策を行っているのだが、植物の力が弱っている際はそうした動きも弱くなり、鉄の吸収ができなくなってしまう。

そこで冒頭のトマトの写真の例のように、鉄欠乏を予防したり、改善したりしたい時に使える資材が「鉄あくあ®F10」だ。

鉄欠乏の予防・改善に
「鉄あくあ®F10」が役立つ

クロロフィルの合成を活性化させる資材として、トヨタグループの特殊鋼メーカー愛知製鋼株式会社から発売されているのが「鉄あくあ®F10」。「鉄®」の名前がついた姉妹商品が様々な所で販売されているのを目にしたことのある方も多いのではないだろうか。
あくあ®F10に配合されているのは、植物の生育に欠かせない鉄分、マグネシウム、カルシウムの3要素。鉄分は最初から溶けた二価鉄が配合されている。

鉄欠乏を改善することで、光合成の促進や根の張りの強化、花芽の充実など、生育促進への効果が期待できるという。

緑色が薄くなって何だか不健康そうと思ったら、鉄欠乏を原因の一つとして考えてみるといいかもしれない。水で薄めてまくだけで作業が完了するため、解決策の一つとして鉄あくあ®F10での「二価鉄の補給!」を選択肢に入れておこう。

DATA

愛知製鋼株式会社
TEL:0120-603-937
鉄力あぐり・あくあ 紹介ページ

Sponsored by 愛知製鋼株式会社

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