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世界中で続々! オンラインを活用したアグリツーリズム

アグリツーリズムがもたらす“三方よし” とは?

アグリツーリズムは、観光客、農家、そして地域の”三方よし”を実現しうる観光形態としても注目に値する。旅行者は、都会の喧噪を離れてリラックスし、その地域でしか味わうことのできない郷土料理を楽しんだり、農場の土に触れたり、新鮮な旬の食材を生産者から直接、購入するといったリアルな体験を通じて、食や農業について、より深く知ることができる。
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一方、農家にとっては、収益源が増え、新たな顧客層を開拓できるのはもちろん、農業の現状を伝えたり、よりよい食のあり方などについて広く啓発する機会にもなり、消費者との関係性を深めることができるだろう。さらに、農家や地元事業者の収益が増えれば、地域活性化につながり、ひいては、地域の農業や農地を守り、地方の伝統や有形無形の遺産を保護することにも寄与すると期待される。

実りの秋も、そろそろ、終盤にさしかかってきた。
都会では入手しづらい秋の味覚を直売所で買い求める人、フルーツの収穫を子どもと一緒に楽しむ家族など、様々な人々が農村や農家を訪れるシーズンでもある。このような出会いのひとつひとつが、農家と消費者との関係をより深めるきっかけにもなりそうだ。


Text:Yukiko Matsuoka

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