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施設園芸の技術・資材が新しいフェーズへ?

農業就労者人口の減少と高齢化やグローバル化の進行を背景に、施設園芸への新技術の投入や新規企業の参入が見られ、急速な進化を見せ始めている。日本施設園芸協会に「業界トレンド」を聞いた。

「見える化」は
次のフェーズへ

現在は、ハウス内環境を測定・調節することで収量増を目指すサービスが主流。ところが今、生体を直接計測して生育状況をチェックする技術の開発が進んでいる。これにより生育の良否をリアルタイムで把握、その情報をもとに環境を制御することで更なる高収量を実現できる。


コスト低減に向けた
新たな動きも

メーカーの努力により技術は日進月歩で進んでおり、低コスト・高対候性ハウスは既に商品化されている。更なるコスト低減が期待できる技術として高張力材を使って資材の節減を図ったハウスや、素材分野では、夏の強い光と暑さを防ぎ、生産の難しい夏場の高品質かつ高収量を目指した高機能フィルムなどの開発が進んでいる。ソフト面では、特にまとまった資金投資が難しい新規就農者などへ、「JAが施設を用意してリースする」といった取り組みにも注目が集まっている。


text: Reggy Kawashima

AGRI JOURNAL vol.07より転載

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