再エネ・最新技術

自動収穫が可能になる日は近い!? 最新ロボットで叶える農作業イノベーション!

ブランドアスパラを生産する安東さんは、新規就農者の育成のために、積極的にテクノロジーの導入に取り組んでいる。現在は、アスパラの自動収穫ロボットを圃場で実証中だ。

収穫ロボットの
実証実験に協力

佐賀県太良町で、高品質ブランド「森のアスパラ」の生産に携わる安東浩太郎さんは、昨年10月より、自動野菜収穫のサービス提供とロボット開発を手掛ける「inaho株式会社」の実証実験に協力している。ロボットは圃場の畝の間を自動運転で進みながら、収穫に適したアスパラガスを選んで自動収穫する機能をもつ。安東さんは、実用化できる日も近い、と期待を寄せる。

「実証実験に参加した当初、収穫スピードは30秒間に1本程度でしたが、今年に入ってから15秒間に1本と、およそ半分にまで縮まりました。幅も10cmほど縮まり、狭い畝の間を動き回れるサイズになりましたね」。

アスパラガスの収穫は、いわば”単純作業”。安東さんは、そうした作業を減らし、今後の対策を講じる時間を作り、品質の向上や生産量の増加、新規事業の立ち上げなどに繋げたいと話す。



「今、町の農業の活性化を目指し、新規就農者を育成する環境を整えています。技術的なハードルを下げるため、現場にテクノロジーを積極的に導入していく予定です」。

安東さんはクラウドファンディングにて、食育を目的とした「絵本とアスパラガスをセットで消費者に届ける『たべるえほん』プロジェクト」を実施し、見事達成。これもIT活用のひとつの事例だ。

使ってみたい!
全自動野菜収穫ロボット



inaho株式会社の野菜収穫ロボット。今後は、カゴが収穫物でいっぱいになったら、スマホに通知がくる機能も追加予定だ。アスパラガスだけでなく、キュウリやピーマン、トマト、ナスの収穫にも対応できるよう、順次機能が開発される。

設定通りに圃場を移動し、収穫適期の野菜のみを自動で判断して収穫する。病害判定等を行える拡張機能も!

※ロボットが収穫した収穫高に対して15%マージンの従量課金型モデル

問い合わせ

問/inaho株式会社 鎌倉オフィス
TEL:0467-37-5279

プロフィール

A-noker(ええのうかー)

安東浩太郎さん

結婚を機に太良町に移住し、のちに就農。「森のアスパラ」の生産に成功し、佐賀県農業賞「若手経営者の部」最優秀賞・九州農政局賞などを受賞。一般社団法人「太良と生きる」副理事。佐賀県移住サポーター。




AGRI JOURNAL vol.11(2019年春号)より転載

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