【ゼラチン×リサイクル】廃棄物を活用し新しい肥料が誕生!
2022/12/08
近年、農業において環境に配慮された商品が注目を浴びている。中日本カプセル株式会社は、廃棄物として処理されてきたゼラチン残さを活用し副産動物質の肥料を開発した。
持続可能な農業へ
企業の取り組みに注目が高まる
2022年9月「みどりの食料システム法」が施行された。生産者からも、自分が使用する製品がどのように環境に影響を及ぼすかや、製品が生まれる過程においての安全性や環境配慮の部分が重視され始めているのだ。
ゼラチン残さを削減
環境への負担貢献が期待
今回ご紹介するのは、中日本カプセル株式会社が提案する、副産動物質の「ゼライクル」だ。これまで健康食品・サプリメントの生産工程で型抜きした後に残ったゼラチン残さは廃棄物として、処理されてきた。そんななか、健康食品サプリメントの受託製造を行なっている中日本カプセル株式会社はゼラチンの有効活用に関する取り組み(環境循環型ライフサイクル)から生まれた副産動物質の肥料「ゼライクル®」を開発した。
ゼラチン×リサイクル=「ゼライクル®」はゼラチン残さを肥料として活用し、窒素高含有の肥料供給源としてリサイクルすることで、ヒトだけでなく動植物や環境における健康社会にも貢献が期待できる。廃棄物を新たな資材として生まれ変わらせる、環境に優しい画期的な取り組みだ。
巻き方に応じて選べる
3タイプの「ゼライクル」
「ゼライクル」は、酵素分解液タイプ、乾燥粉末タイプ、ナチュラル(ゼラチンネットタイプ)の3種類がラインナップ!
■【液体肥料】ゼライクル®(Gelycle)酵素分解液
ゼラチンネット(健康食品カプセル製造残渣)を酵素分解した液状の肥料。窒素分を7%含有し、追肥や粒状肥料製造時のバインダー、液体肥料の窒素成分補充などに用いられている。
■【粉末肥料】ゼライクル®(Gelycle)粉砕・乾燥品
ゼラチンネット(健康食品カプセル製造残渣)を粉砕・乾燥した肥料。窒素分を10%含有し、粒状肥料製造時のバインダー、土壌改良剤などに用いられている。
アグリジャーナルが開催するオンライン展示会にも出展中!