もう行った? 農家 “専用” 婚活イベントで嫁探し
2018/01/18
日本の農業において深刻化する担い手不足や後継者問題。これらを解決するソリューションとして、農協観光が民間企業と提携し、農業男性向けの婚活イベントを企画している。
進む晩婚化と
結婚観のギャップ
年々「晩婚化」が進行している日本。その一方で、国立社会保障・人口問題研究所の調査によると「いずれは結婚したい」と思っている若年層は9割弱にのぼり、『結婚の意欲はあるものの適当な相手と出会えていない』という実情がうかがえる。
農家でも担い手不足や嫁不足は問題視されており、未婚の農業男性も多い。日本の「食」を守るため日夜農業に励む男性には、交流のチャンスが少ないのではないか、という懸念もある。
JAの婚活イベントで
農家の担い手不足解消へ
こういった現状から、株式会社農協観光は、未来のパートナーを見つける「出会いの場」の必要性を強く認識。婚活支援サービスを運営する株式会社パートナーエージェントと提携し、全国のJA組合員(農業男性)と、農業・農家に興味のある女性が出会える婚活イベントを行っている。
「収穫体験」や「フルーツ狩り」といった、農業体験を男女で楽しめるこのイベントは、2018年2月にも愛知県、栃木県で開催される。
※現在は女性のみの募集だが、今後全国各所のJAにて開催予定!
“成婚率の高い婚活”にこだわる株式会社パートナーエージェントは、「未婚の農業男性がパートナーを見つけることで、農家の後継者問題の解決や、人口減少の緩和へとつなげていきたい」と話している。