農家と消費者を繋ぐ!農業界で話題のCSAとは?
2018/02/27
世界各地で生まれる次世代農業アイデアとは?今回は、オランダの首都アムステルダムでの地域支援型農業サービスをご紹介!生産者と消費者をつなぐこのサービスの実態とは?
都市の農家と消費者をつなぐ
アムステルダム初のCSA
2017年に創設された「プルック!」は、オランダの首都アムステルダムで初の地域支援型農業(CSA)サービス。消費者は、年会費を前払いして会員となると、5月から11月までの期間、レタスやトマト、キャベツ、ジャガイモなど、地元アムステルダムの畑で次々と収穫される旬の野菜を得られる仕組みだ。「プルック!」の特徴は、都市部という“地の利”を活かし、農作物を栽培する畑に消費者を積極的に招き入れている点。消費者は、週末、畑を訪れ、生産者から手順やコツを学びながら、農作物を実際に収穫し、持ち帰ることができる。また、食や農にまつわるワークショップを開催するなど、都市部の消費者の食育にも一役買っているそうだ。
text:Yukiko Matsuoka
AGRI JOURNAL vol.06より転載