アザミウマの発生を1/10程度に削減! イチゴ農家を救うLEDの赤い光
2024/04/19
照明器具の製造・販売を手がけるホタルクスが、アザミウマの忌避効果と電照効果を両立する「HotaluX AGRI-RED(赤色LED電球)」を開発。多くのイチゴ農家を悩ませてきたアザミウマへの効果を、導入した農家が語る。
美味しさと安全を提供する
無農薬栽培の実現へ
熊本でイチゴ栽培を行うキヨモトファームでは、昨年11月から住宅や施設用の照明を手がける「株式会社ホタルクス」が開発した農業用照明「HotaluX AGRI-RED」を導入した。イチゴ農家を悩ませるアザミウマ(スリップス)の対策のためだ。
圃場にお邪魔してお話を聞かせていただいた。
(写真:清元さんご夫婦)
キヨモトファームは残留農薬基準の検査が厳しいといわれる台湾への輸出を行なっている。輸出の際、出荷前のサンプル検査を通過した後に出荷可能となり、出荷後に抜き打ち検査が行われることもある。そこで基準値以上の残留農薬が検出されると、1パレット全ての商品が廃棄や出荷停止などのリスクがあるという。
そんな中、いかに農薬を使用せず栽培できるか試行錯誤する清元さんは、収穫時に全ての花を確認し、手でアザミウマを潰す作業を行なっている。
キヨモトファームでは、収穫時に全ての花を確認しアザミウマを手で潰している。HotaluX AGRI-REDを導入したハウスでは、アザミウマの数が少なく省人化でき、さらにアザミウマの食害で発生する褐変果や着色不良がほとんど見られないという。
「HotaluX AGRI-RED」導入前は、他社LEDや粘着テープ、天敵などで対策を行ってきたが、一定の効果は見られるものの効果は不十分だったという。そのことを昨年、熊本で行われた九州農業WEEKの株式会社ホタルクスブースで話したところ、製品モニターを募集している話を聞き、今回の導入に至ったということだ。
効果絶大!
アザミウマ対策の結果
株式会社ホタルクスは、NECの照明部門として発足し、以降70余年に渡り事業を展開する日本の老舗照明メーカー。農業用照明に高品質製品の選択肢を増やしたいと農業分野に再参入している。
同社が製造・販売を行う「HotaluX AGRI-RED」は、アザミウマの忌避に最適かつ、冬場の電照による成長促進にも効果を発揮する赤色LED電球である。
HotaluXAGRI-REDを設置した圃場の様子
キヨモトファームでは「HotaluX AGRI-RED」を現在40aの圃場中10aに導入し、設置状況としては照射対象から1.5m上部、3.3m間隔で設置。照射時間は、アザミウマの活動が活発な日の出1時間前から日の入り1時間後まで。
効果について清元さんは、「アザミウマが活発になる3月、他ハウスよりアザミウマの数が1/10程度に抑制できており効果は絶大です」と話す。
デメリットといえば日の出前の収穫時に色付いていないイチゴも赤く見えることぐらいだが、その難点もヘッドライトをつけることで解決しているということだった。
「HotaluX AGRI-REDの導入で省人化でき、秀品率も大幅にアップしました。また、今期3月下旬時点で農薬を使用せず栽培を行えています。今後もおいしさだけではなく安心して食べていただけるイチゴを栽培するためには、HotaluX AGRI-REDの力は欠かせないと感じています」(清元さん)。
5月22日~グランメッセ熊本で開催されるJAGRI九州でもブースを出展
昨年リリースしたHotaluX農業用シリーズ3品種を展示に加え、コナジラミ対策用黄色LED電球や、夜蛾対策用の緑色LED電球も参考出品します!すでにHotaluX農業用シリーズ3品種を導入中の九州エリアの農家の方々の想像以上の効果も数字で、ご紹介します。大変、お得な購入キャンペーンも実施します!
是非、お気軽に株式会社ホタルクスのブースにお立ち寄りください!(小間番号:4-8)
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取材・文/Lato
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