NEXCO中日本、高速道路会社初の農地所有適格法人に
2018/06/19
浜松市内を中心とし、レタス・枝豆などの生産・販売を開始する「NEXCO中日本」。高速道路沿線地域の活性化や人・物の交流促進に寄与することを目的とし、国産野菜の安定供給の一助となるものと考え、実施していく。
日本農業を支える取組みの一つ
高速道路沿線地域の価値向上に
「NEXCO中日本」は、「株式会社鈴生(すずなり)」と連携して、高速道路会社初となる、農地所有適格法人を新設する。「鈴生」は、JGAP認証やICTへの取り組みなど、積極的に取り組む農業生産法人。モスバーガーと共同で(株)モスファームすずなりを立ち上げたことでも知られている。
両社は、浜松市内を中心とした農地裏作や耕作放棄地を活用し、野菜の生産・販売を開始することで合意。今後5年で、順次耕作地を拡大していく計画だ。既存農地では、米や野菜などの休閑期に地域の農家から農地を借りて、レタスや枝豆などを栽培していく。
裏作の展開や耕作放棄地の農地としての活用を図ることで、土地の有効活用や地域景観の維持など沿線地域の活性化に貢献。さらに、農業従事者の高齢化や次世代の担い手不足、耕作放棄地の増加などの地域の課題解決を図っていく考えだ。
この農業参入を、日本の農業を支える取組みの一つとして実施し、高速道路沿線地域の価値向上に努めていくという。
今後も、異業種からの農業ビジネス進出により、地域がさらに活性化することが期待される。
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