鈴木農相 2月24日記者会見「記録的少雨でキャベツ、レタスの主産地に影響、路地野菜が小玉傾向」
2026.02.24
鈴木農林水産大臣は2月24日の記者会見で、「東日本の太平洋側や西日本の広い範囲において降水量が少ないため、キャベツ、レタスの主産地に生育への影響があり、路地野菜を中心に小玉傾向になっていることから動向を注視していきたい」と述べた。
メイン画像:記者会見する鈴木農相(出典 農林水産省)
鈴木農水大臣
記者会見概要
―昨年の秋以降、日本各地で記録的に雨が少ない状況が続いておりまして、西日本の一部ではダムの取水制限も行われています。農業用水への影響についてお伺いします。また、農業用水の今後の見通し及び渇水対策をいかに対応するのか教えていただきたく思います。
大臣 昨年の秋以降、東日本の太平洋側や西日本の広い範囲において、降水量が少ないため、一部の地域では農業用水でも取水制限が行われている場合があるというふうに承知をしております。通常、冬の期間というのは農業用水の使用量は少なく、稲作とは異なりまして、野菜などの生産では節水しながら用水の供給が行われているというふうに報告を受けているところであります。農業用水の今後の見通し、これは天気がどうなるかによっても変わるために言及が難しい訳ですが、やはり我々といたしましては、渇水対策として、井戸の設置、渇水用ポンプの運転などに要する経費の支援も行っているところでありまして、農業生産に支障が生じないように努めてまいりたいというふうに考えております。
―記録的少雨によって、野菜など農作物の生育の影響について、今後の見通しと対応についてもう一つ確認させてください。
大臣 1月以降の少雨や気温の低下などによりまして、野菜の一部の品目では生育不良が発生をし、出荷量が減少しているというふうに報告を受けているところであります。また、生育への影響といたしましては、キャベツでは、主産地の愛知県、千葉県、神奈川県において、またレタスでは、主産地の茨城県、静岡県、長崎県、香川県におきまして、それぞれ小玉傾向となっております。産地からの聞き取りによりますと、これまでの天候の影響により、露地野菜を中心に小玉傾向などが続く可能性がありますが今後、適度な降雨と気温の上昇があれば、徐々に出荷量が回復する見込みというふうに聞いております。農林水産省といたしましては、今後とも動向注視をさせていただいて、消費者の皆様に正確な情報発信をしてまいりたいというふうに考えております。
―コメについてお伺いしますけれども、大臣は先般の会見で、改めての発言だと思いますけれども、生産者の再生産・再投資が可能で、かつ消費者にもご理解が得られるような価格水準を目指すお考えを示されていますけれども、両立させる中で、コメは少し高ければ農家は当然再投資可能になると思うのですけれども一方、その中で輸入米に需要が奪われているという課題もこの1年間で改めて浮き彫りになったと思いますが、実際目指す水準というのは、例えば輸入米が入ってこないぐらいの水準なのか、どういった水準というのが望ましいと思われているのでしょうか。
大臣 現時点で分かっている範囲でということになりますけれども、今般の暫定的な関税措置は、これまでの相互関税の対象外とされていた特定の農産物や通商拡大法第232条に基づく分野別関税の対象物品は、引き続き対象外とされているものというふうに承知をしております。このため、2月24日以降も例えばでありますけれども、牛肉につきましては低関税枠内はキログラム当たり4.4セント、そして枠外は26.4%、そして緑茶については風味なしのものは無税、風味有りのものは3%と、それぞれ関税率の変更はないというふうに承知をしておりますが、ただ、いずれにせよ米国政府の今後の対応を精査する必要があるというふうに考えております。
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取材・文/アグリジャーナル編集部
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