従来比2〜3割コスト減?低価格&高耐候性のハウスに注目!
2018/04/27
施設園芸に求められる要件を全て満たす新しいハウスが注目を集めている。 既存のハウスに比べ2〜3割も低価格というその実力は、一体どんなものなのか?
低コスト・高耐候性・短納期を
併せ持つハウス
工事現場の足場など、建設用仮 設機材を手掛けるSRGタカミヤがリリースした『G-Castle (ジーキャッスル)』シリーズが今、施設園芸業界で注目を集めている。実際にこのハウスを設置した農家のもとを訪ねた。
「この1224㎡のハウスは『ジーキャッスル』の大屋根タイプです。敷地を有効利用したいという私の希望以上の大空間に満足しています」とは、愛知県豊川市で 40 年以上も大葉を育てる前川さん。前川さんが育てる大葉は、色・形が良く、大きさも程良く、香り高いと評判だ。
『ジーキャッスル』シリーズ共通の魅力は、低コスト・高耐候性・短納期を併せ持つ点だ。その低コストの秘訣は、構造検討時の技術力により実現している。自社にて3D解析ソフトを用いて強度を確認。無意味な高耐候性は求めず最適化を徹底することでコストダウンを実現する。支柱サイズやブレース(筋交い)数に工夫を凝らすことで、使用環境に適合した高耐候性を確保。さらに全国 60 社以 上の工事会社ネットワークが短納期を実現する。前川さんは、「安さは一番だったし、この出来なら耐久性も間違いないでしょう」と満面の笑みを見せてくれた。
農家の負担を少しでも軽減すべく、『ジーキャッスル』は今後も改良が進められていく。
大きな間口による大空間が自慢の『G-Castle 鉄骨ハウス大屋根タイプ』。支柱の間口は12m もある。土地を有効活用できるのは農家にとって何よりのメリットとなる。
支柱に用いるH鋼は、通常より大きなサイズを使用。大きな間口=大空間を実現しつつ堅牢性を保つ秘訣だ。