猛暑でもトマトの秀品率を保つには? ハウス栽培は「白色資材」に注目!
2019/04/22
高温が苦手で適度に光が必要なトマト。猛暑に備え活用したいのが、遮熱しつつ光を取り入れられる白色資材。ネットの総合メーカー「ダイオ化成」に、この夏オススメの商品を聞いた。
トマトの出荷量アップを狙うなら
ハウス資材の選び方がポイント!
今夏の猛暑を乗り切る“決め手”としてオススメしたいのが、ダイオ化成の白色資材。ハウス内を明るく爽やかに保ちながらも、チタン顔料+温度上昇防止剤入りだからネット表面の蓄熱を防ぎ、高い遮熱効果を誇る。
「ハウスの急な温度上昇を抑えることができるため、トマトの場合は急激な水分吸収を防ぐことができ、結果として花落ちや実割れ(裂果)を防ぐことが分かっています。そのため秀品率が高くなり、出荷量のアップが期待できます」(ダイオ化成/農学博士:石井さん)。
夏場の遮熱に役立つ!
現場に合わせた「白色資材」
クールホワイト
<おすすめポイント>
低遮光から高遮光までラインナップが豊富。毎年繰り返し使えるのはもちろん、台風などの悪天候でも破けにくい、耐久性の高い商品だ。
クールホワイト
価格:215円/㎡
(50%タイプ、加工品として)
カルクール
<おすすめポイント>
クールホワイトと同じ素材を用いながら、織り方を変えて軽量さを重視。作業性が良く、高齢の方や女性にもオススメ。
カルクール
価格:220円/㎡
(50%タイプ、加工品として)
●温度測定試験(℃)
※「カルクールSW-50」使用。平成22年9月2~3日の温度変化。ダイオ化成調べ。
●トマト収量物調査(10a)
※「クールホワイト620SW」使用。旭川市農業センター調べ。
吸湿性もバツグン!
「内張りカーテン」
冬場の保温と、夏場の遮熱対策に両用できるよう開発されたカーテン資材が「ネオホワイト」。ポリエステル製マルチフィラメントの織物組織を用いており、擦れに対する強度が強く、吸湿性があるのが特長だ。「ハウス内の過剰な湿度をカーテン素材が吸収することができるので、結露環境下で発生するボタ落ちを低減できます」(石井さん)。
ネオホワイト
<おすすめポイント>
夏季の遮光・遮熱対策の際にも適度な散乱光がハウス内に行き渡る。やわらかい素材のため収束性も抜群。不使用時にはカーテンが小さく畳まれるので日陰が少なく、光の有効利用につながる。
ネオホワイト
価格:290円/㎡(加工品として)
しっかり防草する!
「高反射防草シート」
光を遮断するだけの黒やシルバーの防草シートとは違い、光を反射させて作物に有効利用できる。単なる白色のシートでは光を通し雑草が生えてしまうため、糸に入れる顔料の配合を工夫した。「養液栽培を用いた高度施設園芸ハウスの現場には特におすすめです。通路に落ちる光を反射して、光合成促進や着色促進を促します」(石井さん)。
グランドシートαホワイト
<おすすめポイント>
遮光率約99%としっかりと防草効果を保ちつつ、可視光線反射性能は約4倍! だから作物の光合成を促進する。
●グランドシートαホワイトの反射性能
※400~800nmの平均反射率を表記。ダイオ化成調べ。
グランドシートαホワイト
価格:160円/㎡(100m巻き原反価格)
話を聞いた人
ダイオ化成株式会社 営業本部 農業資材部
東京営業所 課長代理/農学博士
石井真吏さん
問い合わせ
ダイオ化成株式会社
TEL:03-3547-6117
※価格は2019年4月時点での参考上代価格(消費税、送料別)。正式な価格は販売店にお問い合わせください。
※加工品価格は、ハトメ等のオプション加工賃は含んでおりません。
text: Reggy Kawashima
AGRI JOURNAL vol.11(2019年春号)より転載
Sponsored by ダイオ化成株式会社