重筋作業の自働化を促進! 自律走行ロボットを活用した注目のサポートサービス
2020/11/09
自律走行ロボットを活用して、重筋作業の自働化を促進するサービス「SUPPOT(サポット)」がテストマーケティングを開始した。重量積載・不整地走行が可能なロボットによって、人手不足の解消・労働災害の防止・作業効率化を目指している。
自律走行ロボットで
企業のお悩みを解決
株式会社ソミックマネージメントホールディングスと、そのグループ会社である株式会社ソミック石川は、「SUPPOT(サポット)」サービスのテストマーケティングを開始した。
SUPPOTは、重量積載・不整地走行が可能な自律走行ロボットを活用し、重筋作業の自働化を促進・導入するサービス。また、週に2日エンジニア1名が導入現場に訪問し、人手不足の解消・労働災害の防止・作業効率化といった企業の経営課題解決をともに目指していく。
自律走行・重量物の積載
不整地の走行が可能
使用ロボットは「PF-06」で、主な特徴は次の3つ。
1.自律走行
リモコンで遠隔操作ができて、さらに作業者の後をついていくことができる。
2.重量物の積載
最大200㎏までの重量物を積載することができる。
3.不整地の走行
悪路や傾斜でも、力強い走りを実現する。
ソミック石川は、自動車部品のボールジョイント製造国内トップシェアを誇る企業。「PF-06」は、そこで培ったサスペンション機構のノウハウを生かした、走破性・汎用性の高い自動走行車台だ。
今回は、サービスロボットの分野において「PF-06」活用を目指してテストマーケティングを開始した。業務効率化の研究を進めている企業に向けて、共同研究やサービス提供を行う。企業の要望を聞きながら、研究開発や業務効率化を進めていく予定だ。
自律走行ロボットの
可能性を探る
テストマーケティングの予定期間は約3ヶ月。その後、自律走行ロボットの仕様をさらに絞っていき、第2段のテストマーケティングを行う予定だ。打合せはZoomなどのオンラインツールを活用して全国へ対応する。また、現在進行中の事例としては、果樹園やビニールハウス内での作業補助や、ロボット向けシャーシの共同開発等。
テスト料金は3ヶ月240万円(税抜)から。ロボットの直接販売ではないが、ロボットのみの提供希望の場合は要相談。基本的にはサービス提供となり、解決したい課題の難易度や、効率化の度合いによって設定される。
DATA
問い合わせ
株式会社ソミックマネージメントホールディングス
株式会社ソミック石川
文:竹中唯