農業経営を変える、大反響のLEDライトの魅力とは?
2023/05/23
育成用だけでなく、うどんこ病対策や害虫防除などを目的に、コストパフォマンスに優れたジャパンマグネットの農業用LEDの導入が広がっている。それぞれの活用現場に、その効果を聞いた。
Case 01 人が集まる空中イチゴ園の生育を支えるLED
Case 02 大敵・うどんこ病を徹底防除!
Case 03 防虫LED×天敵防除で減農薬栽培を目指す
Case 04 開花を促進!LEDは花きにも最適
Case 05 収量1.5倍が決め手! ローコスト生産に
その他ラインナップ あらゆる作物・環境に! 新製品が続々登場
育成、防病、防虫など
LEDを導入した5つの事例
Case 01
人が集まる空中イチゴ園、誕生
生育を支えるLED
茨城県常総市にある「アグリサイエンスバレー常総」。農業を基幹とし、ゆくゆくはAI技術を導入したまちづくりを目指しているエリアで先駆けオープンしたのはイチゴ農園「グランベリー大地」だ。“イチゴが宙に浮いている”と評判を呼ぶリフト式高設栽培の観光農園を支えるのはジャパンマグネット(以降、JMI)の『防病 UV-B LED』と『太陽光波長育成用LED』ハイブリッド版である。
当園代表である吉原さんは「とにかく生育が良い」とハイブリッドLEDに厚い信頼を寄せる。照射あり・なしを比較すると効果は歴然。観光農園として常に7品種のイチゴが成っている状態にするにはLED照射が欠かせず、秋口の曇天や雨天が続く時期に重宝するそう。5つあるハウスのうちの1棟は4800㎡に2200本のLEDライトを設置。低コストだからこそ導入できる数でもある。UV-Bでうどんこ病などを防除し、太陽光で光合成を促す。2種の光の効果により赤みの濃いイチゴが宙に浮くように連なり、イチゴ狩りが賑わう。LEDライトがもたらす恵みはまだまだ続くだろう。
LEDライトを活用して、「夜のイチゴ狩り」も実施中。昼同様、人気を博す。
「イチゴ栽培歴は15年。栽培に完璧な施設ができました」(有限会社大地 代表取締役社長 吉原将成さん)。
DATA
UV-B LED×太陽光LED(防水仕様)
※特許出願中
日照不足を補う太陽光波長と、うどんこ病を抑制するUV-B波長のハイブリッドLED。
Case 02
大敵・うどんこ病を徹底防除!
茨城県石岡地区の豊かな恵みによる農業を盛り上げるべく、ベテル未来の鈴木さんはブドウ栽培で参入。完全無農薬の高品質なブドウに次いで、昨年からイチゴ栽培を開始した。農薬ゼロ栽培を目指し害虫・病理防除法を模索する中、特に大敵であるうどんこ病対策としてJMIの『防除用 紫外線UV-B波長LED電球』に着目。導入後は定植から今日まで、うどんこ病は一切発生していないそうだ。鈴木さんは安全安心な無農薬栽培促進のため、さらに効果的なLED製品の開発に期待を寄せている。
「次世代のために無農薬の野菜と果樹を届けたい」(株式会社ベテル未来 代表取締役社長 鈴木英一さん)
DATA
防除用 紫外線UV-B波長LED電球
※特許出願中
(製品画像)
6面体で広範囲照射を可能にした。夜間に使用し、イチゴの免疫力を高める。
Case 03
防虫LED×天敵防除で
減農薬栽培を目指す
静岡県久能山で100年以上の歴史がある「石垣いちご」を栽培する山内屋。石垣いちご用のハウスは狭く温度変化が激しいため果実にとっては過酷な環境だ。特に暑い時期には株が弱ることがあり、アブラムシ、ダニなどの害虫が発生することも。極力農薬を使わない栽培を目指す中、新製品『防虫LEDアグリボールブルー』をテスト設置したところ、照射のない場所に比べ害虫が大幅に減る結果に。さらに天敵防除と併用することで農薬を使用しない栽培へ大きく前進した。また山の影などの日影対策に『太陽光LED』を使用。補光により成熟し色がつき、日の良く当たるところの果実と糖度がほぼ同じになった。
口コミで広がる人気の「夜のイチゴ狩り」。LEDライトも活躍!
「歴史と風土が育んだ赤い宝石、 石垣いちごをたくさんの方に味わっていただきたいです」(山内屋 四代目 山内里美さん)
DATA
防虫LED アグリボールブルー
※特許出願中
(製品画像)
470nmの挟範囲帯がハダニとアブラムシに効果を発揮する。
Case 04
開花を促進!
LEDは花きにも最適
愛知県刈谷市でコチョウラン生産をするクロカワオーキッズは、ハウスの一部が資材や建物の影となり光が遮られ、他と比較し生育が悪い事例が発生していた。そこでJMIの『太陽光波長LED』『赤+青波長LED』の2種を試験導入し、暗い部分に補光照射した。結果、開花が早くなるなど生育が改善したという。今後は花数や大きさなど品質への影響や波長の違いによる効果の差も確認していく予定と話す。
「新しい技術、かつ手の届くコスト感」(クロカワオーキッズ 園主 黒川銑一さん)
Case 05
収量1.5倍が決め手!
ローコスト生産に
SKHは完全閉鎖型の植物工場で水耕栽培による葉物野菜を生産。フリルレタス、ペッパークレソン、バジル、サラダケールは品質と日持ちの良さでロスなく使えると卸先に好評だ。代表の齊藤さんがLED買い替え検討中に『太陽光波長LED』を見つけテスト設置したところ、収量が従来LEDの1.5倍以上に!これが決め手となり全て『太陽光波長LED』に刷新。収量アップはもちろん、生育状況も向上しているそうだ。
「小規模・ローコストで始められ る植物工場を普及させたい!」(株式会社SKHベジトリー 取締役 齊藤祥一さん)
DATA
太陽光波長 植物育成LED
※特許出願中
太陽光波長を再現した育成用万能LED。
あらゆる作物・環境に!
新製品が続々登場
太陽光波長+近赤外線波長LED
育成用太陽光波長と近赤外線波長 をハイブリッド。育成と、イチゴ の赤色を上げる効果や花きの花付き開花を促進する。
UV-A波長LED
発芽育成の促進、抗菌作用、着色作用に。葉裏などの照射でダニやアブラムシへの忌避効果も。植物へのダメージも少ない。
医療大麻用高出力天井LED
(海外販売のみ)
海外の医療大麻育成用にチューニングされた高出力LED。数種の波長、調光機能が性能を発揮。
育成用太陽光波長 LED投光器
太陽光波長を広範囲に高出力で 照射できる投光器LEDがついに登場。レンズを付け替えることで高所からも照射可能。
防除用小型UV-B LED電球
※特許出願中
待望の軽量なUV-B LED電球。445gと従来品の1/3の重さで、口金E26は既存電照ケーブルのソケットが使用可能。
<私たちがジャパンマグネットの「アグリ事業部」です!>
アグリ事業部は生産者のもとに足繁く通い、そこで拾い出した課題をもとに、毎週の製品開発会議で活発に意見交換する。そこから生まれる製品は毎月数種にのぼり、この開発スピードは比類なき大きな特徴だ。「農業の課題は無限にあり、私たちが光でお役に立てることも無限にあります。手の届く価格で、課題を解決に導く製品を提供するのが我々の使命」と話す藤原正人代表(下段右から2番目)。収量向上・安定生産・減農薬に役立つ製品開発に余念がないアグリ事業部の次なる製品が待ち遠しい。
問い合わせ
株式会社ジャパンマグネット アグリ事業部
TEL:0266-75-1734
MAIL:agri@japanmagnets.com
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