段ボールをデジタル印刷。農産物のおいしさを伝える、販促ツール「デジパケ」とは
2024/10/23
2024年10月9日(水)~11日(金)、国内最大規模の農業・畜産の総合展「第14回 農業WEEK(通称 J-AGRI TOKYO)」が、千葉市の幕張メッセで開かれた。展示されたソリューションのなかから、おいしさを店頭で伝える段ボールを紹介する。
日本とアジアの農業市場の
持続可能な発展に貢献
農業WEEKは、毎年5月に熊本市のグランメッセ熊本、10月に千葉市の幕張メッセで開催される農業・畜産の展示会。農業資材、スマート農業製品、畜産資材、6次産業化製品、脱炭素・SDGs製品が日本国内だけでなく世界の国々から出展され、農業法人、畜産農家、農協、参入検討企業などが来場する。
日本最大の農業・畜産の総合展として年々拡大を続けてきた「農業WEEK」は、次のステップに進むため、通称をJ-AGRI(ジェイアグリ)に変更している。「日本とアジアの農業市場の持続可能な発展に貢献する」ことをビジョンに掲げ、農業に関わるすべての人にベネフィットを提供することを目指す。今回は同時開催展含めて約900社が出展し、大勢の来場者がつめかけた。
おいしさを
店頭で伝える段ボール「デジパケ」
レンゴーの展示ブース 「デジパケ」でカラフルに演出した段ボール
レンゴーは、包装業界におけるリーディングカンパニーとして、主力事業の段ボールをはじめ、紙器、軟包装といった消費者包装分野、SPツール、重包装、包装システムなど、幅広い製品をラインアップしている。包装素材の研究からパッケージのデザインまで、単なるサプライヤーではなく、新たな市場を創造するクリエイティブなパートナーとして、最適な包装を提供し続けている。
会場では、売り場で「おいしさ伝える」段ボールをテーマに、デジタル印刷でカラフルに演出した段ボール「デジパケ」を紹介。「デジパケ」は、段ボールをデジタル印刷でカラフルに演出するソリューションだ。美しい再現性と一度に複数のデザインが印刷可能な、革新的な販促ツールである。いつもの出荷用段ボールを「デジパケ」にかえることで、農産物のおいしさを伝えるツールとして店頭や卸売市場などで活用できる。卸売の関係者や買い物客の目に留まりやすく、ほかの商品との差別化を図ることができる。ブース内では、小売向け、ギフト、輸出用など実際に採用された実績品を展示し、来場者の注目を集めていた。
DATA
取材・文/ 高橋健一