京成バラ園がイチゴ狩り体験をスタート! その人気の理由とは
2022/03/03
千葉県八千代市にある京成バラ園では「オズの国のストロベリーハント」というコンセプトのイチゴ狩りを始めた。ここでしか体験できない、ユニークなイチゴ狩りの内容とは。
京成バラ園がイチゴ狩り体験をスタート!
京成バラ園は千葉県八千代市にある観光施設。1,600品種、10,000株を越えるバラが咲き誇る光景は圧巻だ。そんな京成バラ園は2021年12月にイチゴ狩り体験をスタートした。食べられるイチゴは「恋みのり」「よつぼし」「紅ほっぺ」「やよいひめ」の4品種。糖度が高いイチゴから甘さと酸味のバランスが取れたイチゴまであるので、色々な品種が食べ比べられ、来場者はお気にいりのイチゴを見つけることができる。
好評につき、3月までの開催を予定していたイチゴ狩り体験は、4月30日までに延長されるほどの人気ぶりとのこと。
まるで遊園地のアトラクション!
ユニークなイチゴ狩り
京成バラ園のイチゴ狩り体験で特筆すべきは、「オズの国のストロベリーハント」というコンセプトで運営されている点である。コミカルなガーデナーが登場し巨大な操り人形とのやり取りを見せてくれる様は、まるで遊園地のアトラクションのようだ。さらにツアー中は普段は開放されていないイチゴの温室を探検することもでき、思い出づくりだけでなく子供たちへの食農教育の観点でもおすすめだろう。
また、温室にはあかりアートで有名な「日本あかり博」とアート集団「ミラーボーラー」がコラボレーションしたアート作品が展示されており、幻想的な雰囲気の中でイチゴ狩りを楽しめる。SNS映えする写真をたくさん撮れると好評だ。
サステナブルな授粉方法を採用
同施設では医療用に用いられるビーフライというハエを採用することで、サステナビリティに配慮したイチゴ栽培をしていることも特徴としている。
また、過剰訪花や花弁が完全に開く前の訪花で奇形果が生じてしまう場合があるが、ビーフライは軽量で蜜だけを餌として利用するため、訪花の際に花を傷つけず、奇形果の発生を抑えられるという特徴もある。さらに、ミツバチが15〜25℃で活動するのに対して、ビーフライは10〜35℃で活動できる。活動に紫外線も不要のため、冬季に日照不足でミツバチが活動しにくい施設内でも活躍するという。
他園との差別化で売上げアップを
現在、果物狩りを楽しめる観光農園ではSNS映えを意識したスポットを用意したり、記念撮影のサービスを行ったりと、独自化したサービスで売上を伸ばしている。売上げアップを考えている農家は、よその事例をチェックしてみてはいかがだろうか。
問い合わせ
名 称:京成バラ園
所 在 地:〒276-0046 八千代市大和田新田755
HP:https://www.keiseirose.co.jp/garden/