作物も電気もつくるエネルギー兼業農家!
2017/06/27
太陽光を農業と発電事業でシェアする営農型太陽光発電=ソーラーシェアリング。農業収入と売電収入のダブルインカムを手に入れることができるので、農家経営の安定化・高収益化に向けて、ぜひ導入してみては?
農地の上に太陽光パネルを設置して、営農しながら発電を行う「エネルギー兼業農家」が増えている。太陽光を農業と発電事業でシェアする営農型太陽光発電=ソーラーシェアリングだ。農業収入と売電収入のダブルインカムを手に入れることができるので、農家経営の安定化・高収益化に向けて、ぜひ導入したいシステムだ。
しかし、ソーラーシェアリングでは、太陽光パネルの下でトラクターなどの農業機械を動かす必要がある。通常の太陽光発電に比べて、脚の長い架台の上にパネルを設置しなければならない。また、農作業の邪魔にならないよう、支柱の間隔を広くとることも求められる。これを安易に追及すると脆弱で不安定なものになりかねない。実際、強風で飛ばされてしまった事例も散見される。
そこで、翔栄クリエイトでは、素材と設計を全面的に見つめ直し、この問題を解決した。支柱に太い鋼管を用いつつ、上部の梁には軽量で強靭なFRPを採用し、低重心で安定性に優れたシステムを作り上げた。これにより、支柱の高さ・支柱間隔ともに「5m」という、広々とした営農空間も可能になった。まさに、太陽光発電のエキスパート、翔栄クリエイトだからこそ実現できたソーラーシェアリングだといえるだろう。
株式会社 翔栄クリエイト
東京都新宿区西新宿2-4-1 新宿NSビル2F 03-6894-2211
text: Kiminori Hiromachi
※『AGRI JOURNAL vol.3』より転載