防除や収穫・データ収集まで自動化! ノルウェー発農業用モジュール型ロボット
2021/01/04
世界のトレンドをチェックして、食農ビジネスのヒントにしよう! 今回紹介するのは、ノルウェーのスタートアップ企業が開発した、農業用モジュール型ロボット。いったいどんな魅力があるのだろうか。
防除や収穫などを
自動で作業!
「トルヴァル」は、ノルウェーのスタートアップ企業サガ・ロボティックスが開発した農業用モジュール型ロボットだ。
圃場を自走しながら、うどんこ病の防除としてイチゴやブドウに短波紫外線ライトを照射したり、イチゴの実を検知し、熟度や大きさなどを判断して自動で収穫したり、作物の生育状況をデータで収集したり、様々なタスクを実行。
「トラヴァル」が自動で作業中 ©2020 Saga Robotics
180kgと軽量で土壌に負荷をかけず、露地、果樹園、温室など、様々な圃場に導入でき、昼夜を問わず最長10時間にわたって稼働できる。
「トルヴァル」はFaaS(サービスとしての農業)モデルで提供され、使用時間や圃場に応じて課金される仕組み。現在、英国など5ヶ国で計30台が導入されている。
DATA
文:松岡由希子
AGRI JOURNAL vol.17(2020年秋号)より転載