VRを農業に活用! 農作業や農業機械の操作方法などを学ぶバーチャルトレーニングも
2022/05/26
農業にもICTの波はどんどん押し寄せている。オーストラリアで開発されたのは、VRを活用したソリューション。仮想現実を活用して農業体験やトレーニング受講が可能になるなど、活用方法は幅広い。
バーチャル空間で楽しめる
メタバース時代の農業体験
オーストラリアで開発された「ファームVR」はVR(仮想現実)を活用した新しい農業体験を提供するソリューションだ。まるで農場にいるかのような臨場感や没入感に溢れるバーチャル体験を通じて農業の魅力や楽しさを伝えられるのが特徴で、バーチャル農場ツアーや農業研修、子供向けの食育などに幅広く活用されている。
たとえば、南オーストラリア州政府は、最先端の農業技術を導入した実験農場を紹介するバーチャル農場ツアーを「ファームVR」で実装。オーストラリアの農業大学校RISTでは、受講生がVRヘッドセットを装着し、他の受講生とともにバーチャル空間で農作業や農業機械の操作方法などを学ぶトレーニングルームが開設されている。
ファームVR:farmvr.com
©FarmVR
文:松岡由希子
AGRI JOURNAL vol.23(2022年春号)より転載