業界初!金属加工のショット廃材「鉄粉」を有効活用した鉄コーティング湛水直播で稲作実証を実施

金属加工のショット廃材「鉄粉」を有効活用した“鉄コーティング湛水直播”の稲作実証。ショット廃材である鉄粉を種籾にコーティングすることで、農業従事者の負荷低減と栽培の効率化を図ることが可能だ。

金属加工のショット廃材の活用で
農業者の作業時間とコスト低減が可能に

株式会社ゴーシューホールディングス並びに株式会社ゴーシューは、株式会社斉藤來洲と共同で、金属加工のショット廃材「鉄粉」を有効活用した“鉄コーティング湛水直播”の稲作実証を、2025年度より実施している。

実証圃場概要

湛水直播とは、従来の育苗・移植作業を省略し、種籾を湛水状態の水田に直接播種する栽培方法で、作業時間とコスト、栽培繁忙期となる春作業のピークを低減できる技術のことである。この技術を用いたところ、今年度の例年以上の高温且つ渇水が多い過酷な栽培環境においても、目標であった 1 反(≒10a)当たり 7 俵(約 420kg)の収量が確認出来たとのことだ。

鉄粉コーティング種籾 播種(湛水直播)の様子

黒粒=鉄粉コーティング種籾

この実証では、ショット廃材である鉄粉を種籾にコーティングして、1 反(10m×100m)の圃場に播種を実施している。また、金属加工工程で発生するショットブラスト加工の廃材である鉄粉を、種籾コーティングの主剤として使用して農業従事者の負荷低減と栽培の効率化を図り、廃材の有効活用の可能性を探索できるようになっている。

鉄粉コーティング後の種籾

鉄コーティング種籾は適度な重さとなり、水面に浮かずに安定して沈降するというメリットがある。さらに、鳥害の抑制や苗立ち均一化に効果があり、病害虫防除剤との組合せにより、発芽不良や病害虫発生が抑制される結果となった。

今後は、鉄粉の農業利用の有効性を更に検証して、金属加工のショット廃材である「鉄粉」のアップサイクルな取組みとして SDGs への貢献を目指していくとのことだ。

問い合わせ

株式会社ゴーシューホールディングス
TEL:0748-77-3110

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