注目キーワード

政策・マーケット

NEXCO中日本、高速道路会社初の農地所有適格法人に

浜松市内を中心とし、レタス・枝豆などの生産・販売を開始する「NEXCO中日本」。高速道路沿線地域の活性化や人・物の交流促進に寄与することを目的とし、国産野菜の安定供給の一助となるものと考え、実施していく。 

日本農業を支える取組みの一つ
高速道路沿線地域の価値向上に

「NEXCO中日本」は、「株式会社鈴生(すずなり)」と連携して、高速道路会社初となる、農地所有適格法人を新設する。「鈴生」は、JGAP認証やICTへの取り組みなど、積極的に取り組む農業生産法人。モスバーガーと共同で(株)モスファームすずなりを立ち上げたことでも知られている。

両社は、浜松市内を中心とした農地裏作や耕作放棄地を活用し、野菜の生産・販売を開始することで合意。今後5年で、順次耕作地を拡大していく計画だ。既存農地では、米や野菜などの休閑期に地域の農家から農地を借りて、レタスや枝豆などを栽培していく。

裏作の展開や耕作放棄地の農地としての活用を図ることで、土地の有効活用や地域景観の維持など沿線地域の活性化に貢献。さらに、農業従事者の高齢化や次世代の担い手不足、耕作放棄地の増加などの地域の課題解決を図っていく考えだ。

この農業参入を、日本の農業を支える取組みの一つとして実施し、高速道路沿線地域の価値向上に努めていくという。
今後も、異業種からの農業ビジネス進出により、地域がさらに活性化することが期待される。

問い合わせ

NEXCO中日本

お客さまセンターTEL:0120-922-229

関連記事

農業機械&ソリューションLIST

アクセスランキング

  1. ビニールハウスの日射量、復活大作戦! 新開発の洗浄剤&ブラシでサクっと楽々なお掃除を...
  2. 高温障害を抑え収量アップ! 回収・廃棄が不要な、土壌分解される「紙製」マルチとは?...
  3. 喜界町で実践する新しい排水対策。目詰まりしにくい暗渠排水材「ドレインベルト」に迫る...
  4. あぜ道も法面も軽々刈れる! 防振性と加速性もUPした超軽量エンジン式刈払機が登場...
  5. ワイヤー設置も不要! 芝刈りの手間を“ゼロ”にする、タイパとコスパ抜群のAIロボット芝刈機...
  6. 根張りや微生物の活性化に! 有機農家自慢のレタス栽培の裏に万田酵素の“土づくり”あり...
  7. 水田除草もスマート化! これから活躍が期待できる除草ロボット3選
  8. 農業ビジネスは立地が重要! いちご栽培に向いている地域とは?
  9. 軽トラカスタムの新潮流!親しみやすさが人気の『レトロカスタム』
  10. 【家庭菜園】きゅうり栽培で大事なポイントとは?ベストな肥料や正しい栽培方法を徹底解説!...

フリーマガジン

「AGRI JOURNAL」

vol.35|¥0
2025/04/18発行

お詫びと訂正