スマホで簡単に水管理ができる! 田んぼのダム化に対応する自動排水制御装置とは?
2021/02/16
“スマホでかんたん水管理”のpaditch(パディッチ)から、田んぼのダム化に対応する自動排水制御装置が新発売した。近年増加している集中豪雨対策として注目される「田んぼダム」の仕組みを活用したいという自治体の声から開発されたシステムだ。
※上記写真は「paditch drain 01」です。
アプリ上で水位や排水管の開閉状況・履歴を確認可能。1cm単位で排水管の上下指示を行える。
水田の水位・水温をスマートフォンやPCで確認でき、水門・バルブをタイマーや遠隔で開閉可能なスマート水田システム「paditch」から、排水の制御ができる新製品「paditch drain 01」が発売される。
同製品は、近年増加する集中豪雨対策として注目される、水田に雨水を貯めて河川や用水路の急激な水位上昇を防ぐ“田んぼダム”の取り組みを活用したいという自治体からの声を受けて開発された。
農家と自治体が水位や排水管の開閉状況をクラウドで共有できるため、豪雨時などは自治体が開閉指示を行うこともできる。
アプリでの排水指示による水位調整・中干し管理のほか、タイマー設定で早朝や夜間でも排水管を自動制御できる。
作業時間の削減はもちろん、豪雨時なども現地へ向かわずに対応できる。排水管の制御は0〜20cmの高さまで20段階の細かい設定が可能だ。
DATA
田んぼダム自動化
paditch drain 01
通信電源:アルカリ電池(単3×4)※
動力電源:アルカリ電池(単1×6)※
動力:小型DCモータ、電池寿命:約半年(開閉頻度・設置環境による)
手動止水:条件により可能
※オプションでバッテリー駆動も可能
2021年春発売スタート! 事前申込受付中
Check!
スマホでかんたん水管理「paditch」製品ラインナップ
自動水門
paditch gate 02+
水門をタイマーまたは遠隔で開閉することが可能。電源オプション(バッテリーソーラー/乾電池増設)、用水路センサーオプションあり。
自動給水弁
paditch valve 01
既存の水田パイプライン用バルブに取り付けて利用できる。圧倒的な導入コストとランニングコストの削減を可能にした。
クラウドアプリ
paditch cockpit
「paditch gate」や「paditch valve」を統合制御するアプリ。水管理スケジュールの予約管理のほか、水位・水温指定、タイマー指定などが可能で、効率的な作業を可能にする。
問い合わせ
株式会社 笑農和
TEL:076-482-3998
MAIL:paditch_support@enowa.jp
AGRI JOURNAL vol.18(2021年冬号)より転載
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