レタスの収穫を自動化するロボットが登場。農作業がまたひとつDX化へ

農業におけるDX化といえば、ハウスの環境制御、自動水やりなどがある。イギリスではレタスを自動で収穫するロボットの開発が始まり、また一つ農作業が自動化されることになりそうだ。

英国の研究チームが
レタスの自動収穫ロボットを開発

レタスはヨーロッパや米国において貴重な作物だ。しかし労働者の不足により、レタスの収穫は困難になっている。現地では季節労働者の確保が課題の一つとなっているのだ。そんな状況を打破すべく、農業工学と機械の専門家からなる英国の研究チームがレタスの自動収穫ロボットの開発を始めた。

ロボットには既存のリーキ収穫機械を使用する。改造された機械はレタスを地面から持ち上げてピンチベルトで挟み、レタスの外側にある「ラッパー」となる外葉を取り去る。あとはマシンビジョンと人工知能が茎を切断する場所を判定し、レタスの本体をきれいに切り分け、収穫するという仕組みだ。



IDS社の高性能カメラが
キーポイント

ロボットのパーツで肝心なのがカメラの部分だ。カメラはレタスを切断する場所を判定する必要があるし、早朝から深夜までどんな環境でも稼働しなければならない。そんな中選ばれたのが、ドイツの産業用カメラメーカーIDS社が販売する「GV-5280FA-C-HQ」モデルだ。「GV-5280FA-C-HQ」は卓越した画質、光感度を持ち、照度が変化する環境でも問題なく使える。画像のノイズはほとんどなく、5メガピクセルの画像を22fpsのレートで撮影できる。

英国ではすでに収穫ロボットのプロトタイプを現地で稼働させている。国際連合食糧農業機関(FAO) の予測によると、人口の急激な増加に対応するには、2012年と比較して、2050年には農作物の生産をおよそ50%増加させなければいけないという。まだまだデジタル化が進まない農業界にとって、レタスの自動収穫化プロジェクトは重要な一歩を踏み出したと言えるだろう。

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