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軽やかな動きを実現!腰の負担を軽減するマッスルスーツの新製品が発売

株式会社イノフィスは、マッスルスーツ®ブランドの新しい腰補助モデル「マッスルスーツGS-BACK®(バック)」を、8月4日より販売開始。それに伴い同日、東京理科大学 森戸記念館において、発売記念発表会ならびに装着体験会を開催した。

歩く・しゃがむの連続作業で
腰の痛みをほどよくサポート

農業現場でも使われる装着型の作業支援ロボット「マッスルスーツ」を開発・上市する株式会社イノフィス(以下、イノフィス)が、新製品の発売を発表した。

「マッスルスーツ」といえば、導入しやすい価格帯と、電力を使わない人工筋肉による高いアシスト力により、2021年4月時点でシリーズ累計2万台を突破している人気製品。これまで腰補助用「マッスルスーツEvery(エブリィ)」や、上腕補助用「マッスルスーツGS-ARM(アーム)」がラインナップされている。

今回販売を開始した「マッスルスーツGS-BACK®(バック)」は、腰の負荷をほどよく軽減しつつ、歩いたりしゃがんだりする連続作業に、より役立つように開発されたアシストスーツ。「マッスルスーツEvery」と同じく腰補助用の製品だが、その使用用途の違いは扱うものや作業内容の違いにあるという。発表会では下記のように説明がなされた。

「Everyは強い補助力が大きな特長で、重量物の持ち上げや長時間の中腰作業で効果を発揮するが、長い距離を歩いたりしゃがみ込んだりの作業は難しい部分があります。一方で、扱う物が比較的軽量で、歩行移動が多かったり、しゃがみ込んで物を取り上げたりの作業にはGS-BACK®がより適合するでしょう」。

強いアシスト力より動きやすさを重視したい現場・作業で活用したい場合は、「マッスルスーツGS-BACK®」を選択するのが良いだろう。

※「マッスルスーツ」ならびに「GS-BACK」は株式会社イノフィスの登録商標です。
国際特許出願中 国際出願番号PCT/JP2021/019922

「マッスルスーツGS-BACK®」の特徴
【電力不要】
ガススプリングによるサポートで、電力不要。
屋内外問わず、さまざま作業シーンで使用できる。
【軽くてスリム】
3.3kg(カバー含む)でさらなる軽量化を実現。
背面もスリムで、狭い場所でも活用できる。
【歩きやすい、しゃがみやすい】
歩く、しゃがむ、立ち上がる動作を軽やかに行え、高い機動性を必要とする手荷役の作業現場で活躍する。




 

マッスルスーツGS-BACK®の
強みと製品に込めた思い

記者発表では、イノフィス代表の折原大吾氏をはじめ、イノフィス創業者・取締役であり東京理科大学工学部教授の小林 宏氏が登壇。マッスルスーツGS-BACK®の企画・開発・今後の戦略等についての説明が行われた。

株式会社イノフィス 代表取締役社長: 折原 大吾氏


「イノフィスは、少子超高齢社会において発生する現場の労働力不足や介護の負担増といった社会問題を解決していくための、新たな製品やその新たな用途価値を提案する企業です。

2019年にマッスルスーツEveryを発売し展開していくなかで、製品の特徴を存分に活かせる業界とそうでないところが見えてきました。マッスルスーツGS-BACK®は、マッスルスーツEveryで攻略が難しかった業界や用途を補完する新しい腰補助モデルの製品として開発したものです。

パワフルかつ補助力を可変できるEveryに対して、GS-BACK®はほどよい補助力で、より軽く動きやすい、機動性を重視したアシストスーツとして、Everyとは違う顧客セグメントを狙っています。

当初は物流の現場や製造業での入出庫作業など、歩く・しゃがむ等の動作が多い業務での使用を想定して製品を企画しましたが、製品のプレ営業や実証試験をするなかで、物流・製造業以外でも良いフィードバックをいただく場面が多く、農業や介護などにおいても、Everyと棲み分けながらの可能性が見えてきました。直近で17の国と地域で製品展開していますが、GS-BACK®についても国内のみならず、アジア・欧州など海外でも積極的に販売していきます。」

東京理科大学 工学部教授: 小林 宏氏(マッスルスーツGS-BACK®開発者)


「ガススプリングを使用した腰補助のアシストスーツは、Every上市前の2018年1月からすでに開発を始めていました。その後12モデルほど改良を重ね、今回のGS-BACK®販売に至ります。

これまでの腰補助用マッスルスーツは、すべて人工筋肉を採用してきましたが、人工筋肉の特性により「腰の補助は十分だが、歩きにくい」「深くしゃがめない」というご指摘をいただいていました。そこで、今回のGS-BACK®では、ガススプリングと引張バネを併用することで、「歩きやすさ」と「しゃがみやすさ」を実現しました。すなわち、歩くときは引張バネの比較的弱い力を使って滑らかな歩行を実現し、しゃがむとガススプリングにより強い補助力を発生し、さらに深くしゃがんだ際には、ガススプリングの補助力が弱まる構造にしています。

また、人工筋肉に対してガススプリングを使用する場合、補助力を変更できないというデメリットはありますが,大きさが1/4程度になるため、コンパクト化も実現できました。

補助力はガススプリングの強さ次第ではあるのですが、今回はEveryとの差を明確にするために、約半分の出力に設定しました。」


記者発表を終え、撮影会の後、出席された多くの方々にマッスルスーツGS-ARMの装着体験が行われた。「移動がしやすい」との声が圧倒的で、ほかにも「軽いし、動きやすい。物流業界は課題が多いので、あと一歩、きっかけがあれば普及するのではないか」との声も。さらに土木工事の経験者からは「基礎工事などでブロックをまたぐ際にもこれであれば問題なくできそう!」などさまざまな感想があがり、盛況のうちに装着体験会は終了した。




 

DATA

「マッスルスーツGS-BACK®」
メーカー希望小売価格:159,500円(税込み)
マッスルスーツオンラインストア

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