牛に海藻!? 食欲不振改善や分娩前後の食欲安定に効果!
2023/03/10
牛の食欲不振に悩んでいる畜産農家も多いだろう。特に分娩前後の重要な時期にはかなり気になる悩みだ。そんな悩みを解決できる手段として注目を集めるのが「海藻」! 合同会社シーランドアースの製品を見てみよう。
出生子牛の
免疫向上にも効果
牛の食欲不振は、畜産農家の経営をひっ迫する要因になりえる大きな課題だ。とくに、乾乳後期の飼養管理については、飼料の種類や給餌方法について試行錯誤している生産者も多い。この重要な時期の食欲不振を改善し、分娩前後のトラブルを軽減することは経営の要となるだろう。
そこで合同会社シーランドアースは、牛の甲状腺を刺激し、食欲を増進させる効果があると言われる「海藻」の成分に着目。海藻の性質と牛の身体の構造を踏まえた飼料設計を行い、粗飼料摂取量の向上効果を持つ混合飼料を開発した。飼料の食い込みが安定することで分娩前後の母牛の体調安定が期待できるほか、海藻に含まれる豊富な食物繊維が腸内環境を改善させるため、免疫力の向上や、悪臭の要因となる発酵ガスの発生抑制による牛舎内の臭気対策への貢献も期待できる。
牛のライフスタイルに合わせた栄養バランスを整えていくうえで、海藻飼料の活用は有効な手段となりそうだ。
Point!
海藻がもたらす効果
食欲増進
海藻に含まれるヨードアミノ酸が甲状腺ホルモンを刺激し、牛の活力/食欲を増進させる。
整腸作用
海藻に含まれる豊富な食物繊維が、胃腸内の善玉菌のえさとなり悪玉菌の密度の低下に寄与する。海藻に含まれるアルギン酸は胃腸内をスッキリさせる作用もある。
食欲増進
胃腸内の善玉菌を増やしていくことで、悪臭の要因となる発酵ガスの発生を抑制する傾向が見られる。「タンパク海藻」では、海藻に加えて多孔質の成分を混合しているため、糞便の臭いを軽減する効果も期待できる。
<濃厚飼料制限給与下の条件における粗飼料摂取の対照区比>
海藻&納豆入り混合飼料での試験結果。対照区を100%とする。
※ホルス去勢牛 試験区6頭 対照区6頭/生後7ヶ月~12ヶ月齢時
ITEM
タンパク海藻
食欲ホルモンを刺激する海藻により、食欲を促進させる混合飼料。海藻に加え高タンパクな海苔と納豆粉末も贅沢に含まれている。そのため、牛の免疫力を高めて健康な身体づくりにつなげる。酪農の場合は「粗飼料を主に食い込み安定」「軟便の軽減と牛舎内臭いの改善」の効果が、肉牛の場合は「仕上げ期の食い込み安定」「ビタミンA効果が持続」「肝臓廃棄が減少」といった効果が期待できる。
PROFILE
合同会社シーランドアース
平賀和徳さん
牛はとにかく食べさせることが重要です。美味しい牧草を作るための肥料設計から、牛の元気がない、食欲がない、牧草が美味しくないなど様子をみて商品の提案を行っております。今回のタンパク海藻は海苔を含めることにより分娩前後に必要なタンパク質を効率的に補給できます。味も良く海のミネラルは食欲も増進させます。詳しくはお気軽にお問い合わせください!
問い合わせ
合同会社シーランドアース
TEL:080-5728-7128
AGRI JOURNAL vol.26(2023年冬号)より転載
Sponsored by 合同会社シーランドアース