成功する農業承継「地道な広報活動で世界進出へ」

ニューヨークにレンコンを売る!?
さらなる挑戦へ

2017年夏、JETRO茨城の西川所長の推薦で、ドバイへ、レンコンのサンプル提供を行うことになる。これは、憲一さんが、普段から茨城県の地域振興について連携していた、筑波銀行常務執行役員の渡辺氏から話をもらったことで実現した。販路を拓くきっかけは、継続的な地道な活動のなかから生まれてくるのだ。

さらにその後も、西川所長の推薦で、アメリカとの食品貿易を手がける商社の副社長、営業担当者との商談の機会を得た。そして、ニューヨークの有名な最高級和食レストランに採用されることになる。

このレストランは、世界中から最高級の食材を集めているという。これは、野口農園のレンコンが、”有名レストランの料理長のお眼鏡に適う品質”であることが証明されたということだ。ニューヨークへの輸出は順調に進み、毎週継続的に納品している。野口農園のレンコンは今日も、ニューヨークのビジネスエグゼクティブに食されている。

このことは、2017年11月に新聞で取り上げられ、「レンコン世界進出」という記事で大きく取り扱われることとなった。ドバイへの輸出のチャレンジも継続している。ブランド化を目指すきっかけとなった「1本1万円」のレンコンの販売も、それほど遠くないのかもしれない。

Facebookで3000人以上が
野口農園を応援してくれている

憲一さんは、これまでの活動によりfacebookで3800人の知り合いが出来た。様々な業界の方がおり、メニュー開発の担当者や、デザインの専門家などもいる。レンコンを使った新しいメニューの提案を、ここで知り合った方々に手伝ってもらい、質の高い企画開発や販促物制作などにも協力してもらっているという。

憲一さんは、この効果的な販促ツールを最大限活用し、今後も積極的に展示会や講演会で自社をアピールしていく予定だ。

顧客やこのような知り合いの方々のおかげで、2018年には雇用を増やし、農園の生産規模を11haに拡大する計画となっている。國雄さんと憲一さん親子の、世界に向けた挑戦は、まだまだ続いていく。

※次回配信をお待ち下さい。

話を聞いた人

野口農園MD&採用担当取締役 茨城県かすみがうら市生まれ 36歳

野口憲一(のぐちけんいち)さん

野口農園代表者 茨城県かすみがうら市生まれ 67歳

野口國雄(のぐちくにお)さん

取材

「親子農業」研究員 ㈱ビジネス・ブレークスルー所属

乾祐哉

監修

親子農業指導教官 ㈱みやじ豚代表取締役

宮治勇輔

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