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極寒地域でも地産地消! 温室で育てた野菜を直販するネットスーパー

先駆的なモデルとして知られる、カナダで創設された「ルーファー」をご存じだろうか。ビルの屋上に温室を設置して年中安定的に葉野菜を生産し、収穫した野菜を定期購入形式で消費者に直販しているネットスーパーだ。

カナダ

2009年にカナダのモントリオールで創設された「ルーファー」は都市型農業の先駆的存在だ。2011年には、モントリオール市内のビルの屋上にガラス温室を建設し、野菜の栽培を開始。現在、モントリオールとその近郊にガラス温室を3棟設置し、葉野菜やキュウリ、パプリカなど、様々な作物を一年中、水耕栽培している。



収穫した農作物は公式ネットスーパーを通じて地元の消費者に直接販売。消費者は毎週、ネットスーパーで欲しい食材を注文し、「ルーファー」が指定する引き渡しスポットに出向いて受け取るか、配送料を支払って自宅に配達してもらう流れだ。「ルーファー」は極寒地域で地産地消を実現した事例として注目されている。


TEXT:Yukiko Matsuoka

AGRI JOURNAL vol.12(2019年夏号)より転載

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