人工光で野菜を育てる 注目植物工場8選
2016/11/28
温室などで太陽光を利用しながら不足光量を人工光源で補光する太陽光利用型植物工場と、人工光を使い温湿度・光強度などを制御することで生産を行う人工光型植物工場。それぞれ2つの種類の植物工場の注目ラインナップを紹介する。
<太陽光利用型植物工場>
生きた土で育てるおいしい野菜
有機培土植物工場
土中の微生物に着目し、独自で開発した土を使用することで、無化学肥料栽培を実現、平均糖度9度以上の甘くて濃厚な味のトマトを作り出す「有機培土植物工場」を提案。太陽光利用型のハウスや有機培土を使用した栽培法、センサーによる環境制御システム、栽培・販売サポートなどが1つのパッケージになっており、土だからこそできる「おいしい野菜」と、植物工場ならではの「安定性」という、2つの魅力を兼ね揃えている。
問:株式会社アーサーアグリ
株式会社アーサーアグリ 公式HP
導入から栽培までトータルでお助け!
太陽光利用型植物工場導入サポート
太陽光利用型植物工場の栽培施設「サンタルーフ・サンフィールド」や栽培プラント「ココフィールド」(ヤシガラ培地遠隔栽培システム)の導入支援、栽培研修プログラム、栽培サポートなど、導入から栽培まで、ハード面だけでなくアフターケアも含めて、トータルでサポートするサービス。IT遠隔監視栽培支援システムによる栽培サポートや、農場運営後のトラブルに対しては、WEBカメラの画像と環境測定データから栽培アドバイスを行う。
問:イシグロ農材株式会社
イシグロ農材株式会社 公式HP
栽培中の手間とコストを大幅に削減
パッシブハウス型農業プラント
「パッシブ(Passive)」とは、光・熱・風などの自然の力を最大限活用すること。暖房やエアコンを使用せずに、作物の成長や季節・時間に合わせて「独自のアルゴリズム」で環境制御を自動で行うため、栽培中の手間とコストを大幅に削減できる。また、設備機器を最適に配置して、作物周辺のみを集中的に制御する「局所フォーカス」を実現し、周辺建物の影の影響までも考慮する「日照シミュレーション」により、最適な配置設計を行う。
問:パナソニック株式会社 エコソリューションズ社
パナソニック株式会社 エコソリューションズ社 公式HP