スウェーデンの研究チームが開発! 果物の残留農薬を数分で検知するナノセンサー

EUが定めた残留農薬の基準はとても厳しく、オーガニック志向の人が多い。そんな中スウェーデンでは、果物の残留農薬を数分で検知するナノセンサーの開発に成功した。

メイン画像:ナノセンサーのコンセプト図 ©Haipeng Li and Georgios A Sotiriou

果物の残留農薬を数分で検知する
高精度のナノセンサーを開発

スウェーデンのカロリンスカ研究所の研究チームは、果物に残留する農薬を数分で検知する2.2cm四方のナノセンサーを開発した。このナノセンサーには、金属表面上の生体分子のシグナルを100万倍以上に増幅させる高精度のセンシング手法「表面増強ラマン散乱(SERS)」を採用。

「フレーム溶射」と呼ばれる金属コーティングの手法によって銀ナノ粒子の液滴を広範なガラス表面に均質に付着させるという、低コストで再現性の高い作製方法も考案された。実証実験では、リンゴの表面に付着させた少量の農業用殺虫剤「パラチオン-エチル」を5分で検出することに成功。分子シグナルを確実かつ均一に検出する性能は2ヶ月半にわたって維持されるという。



DATA

カロリンスカ研究所の研究チーム


文:松岡由希子

AGRI JOURNAL vol.24(2022年夏号)より転載

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