【2026年最新版】生分解性マルチのおすすめ製品7選!各社の製品の特徴を紹介

栽培後に圃場へすき込むと、やがて自然に還る生分解性マルチ。使用後のはぎ取りや処理の作業を省けるのが、おもなメリットだ。生分解性マルチの開発と利用、普及を促進する「農業用生分解性資材普及会」が今年2月に開催したセミナーにて、当会の会員が開発した生分解性マルチが紹介された。

<目次>
1.アキレス株式会社・ビオフレックスマルチプラス
2.アキレス株式会社・ビオらいと
3.サンプラック工業株式会社・サンバイオ
4.タキロンシーアイ株式会社・キエール
5.MKVアドバンス株式会社・カエルーチ
6.大倉工業株式会社・エコローム®FC
7.株式会社ユニック・キエ丸

 

優れた保湿性能を誇り、機械でも展張可能
さまざまな現場で活躍

アキレス株式会社・ビオフレックスマルチプラス


ビオフレックスマルチプラス(白黒)の使用イメージ

アキレス株式会社は、2002年に「ビオフレックスマルチ」を発表。それから21年の時を経て、「ビオフレックスマルチプラス」をリリースした。同社ならではの技術を駆使し、「ビオフレックスマルチ」に高い保湿性能をもたせたのが「ビオフレックスマルチプラス」。
本製品の透湿度は、従来品より約20%低いという実験結果もあるそう。また、保湿性能だけでなく、機械で展張できるほどの耐久性も備える。すでに露地栽培やトンネル栽培で活用されているほか、一部のハウス栽培でも活用されている。日本バイオプラスチック協会認定商品、生分解性プラマーク取得製品。



透明


銀ネズ


白黒

DATA

色:透明、黒、銀ネズ、白黒
厚さ:0.016~0.02mm 
幅:95〜210cm
長さ:200〜800m

<問い合わせ先>
アキレス株式会社
TEL:03-2338-9289
商品ページはこちら

トウモロコシ・サツマイモ栽培に適した
薄膜で軽量、扱いやすい生分解性マルチ

アキレス株式会社・ビオらいと


ビオらいとの使用イメージ

2026年1月にリリースされた新製品。トウモロコシとサツマイモの栽培での利用を想定して開発された製品で、薄膜で軽量なのが特徴。薄膜ながら、通常どおり機械を使って展張できる。
また、「ビオフレックスマルチプラス」と同様、優れた保湿性能も備えている。土中にすき込んだ後、生分解されるまでの期間が短いため、スムーズに次の作物の栽培に着手できる点も魅力。生分解性プラマーク取得製品。

DATA

色:黒
厚さ:0.014mm 
幅:95cm、135cm
長さ:200〜600m

<問い合わせ先>
アキレス株式会社
TEL:03-2338-9289
商品ページはこちら

複数のカラーと豊富な規格から
希望や用途に合わせて選択可能

サンプラック工業株式会社・サンバイオ


サンバイオ(黒)の使用イメージ

保湿性を有し、寒冷期も高い保温性を発揮するため、多収が期待できる。マルチが機械に巻きつくリスクが少ないため、機械を使ってスムーズに収穫可能だ。また、それぞれの農家の要望に合わせ、さまざまな規格のマルチを生産可能。幅は85〜180cm(黒は65cm〜)、長さは200〜400m(幅によって~600m)の範囲内で、自由に設定できる。

サンバイオは社名やブランド名が印刷されていない無地のマルチだが、要望に応じてセンターマークなども印刷できるという。雑草の抑制効果が高い黒、地温が上がりやすい半透明、地温上昇と雑草抑制効果があるグリーン、地温の抑制効果が高いスーパーホワイトを用意。日本バイオプラスチック協会認定商品、生分解性プラマーク取得製品。


サンバイオ(半透明)の使用イメージ

DATA

色:半透明、黒、スーパーホワイト、グリーン
厚さ:約0.018mm 
幅:85~180cm(黒は65cm〜)
長さ:200〜400m(幅によって~600m)

<問い合わせ先>
サンプラック工業株式会社
TEL:03-3552-4375

雑草抑制・水分保持効果を誇る
長く使える生分解性マルチ

タキロンシーアイ株式会社・キエール


キエール(黒)の使用イメージ

「人と地球と未来にやさしいものづくり」を合言葉とする、タキロンシーアイ株式会社。2000年に生分解性マルチ「キエール」をリリースし、25年以上にわたって甲信越地域を対象に受注生産してきた。「キエール」も、従来のポリマルチと同等の強度と柔軟性を備えているため、マルチャーを使っての展張が可能。

本製品を使用している農家からは「施工しやすいうえに、早期に破れないので安心して使える」「雑草の抑制効果と、土壌水分が保持されているのを実感できる」といった感想が挙がっているという。日本バイオプラスチック協会認定商品、生分解性プラマーク取得製品。


キエール(白黒)の使用イメージ

DATA

色:黒、白黒
厚さ:0.02mm 
幅:95cm、135cm
長さ:200m、400m

<問い合わせ先>
タキロンシーアイ株式会社
TEL:03-6435-1469

基本の「カエルーチ」に加え
分解期間が異なる2タイプを用意

MKVアドバンス株式会社・カエルーチ


カエルーチ(黒)の使用イメージ

安定した強度を誇る「カエルーチ」。3種類のタイプが用意されており、それぞれで分解が始まるまでの期間が異なるのがポイントだ。3ヶ月程度で分解する「カエルーチ」、「カエルーチ」よりも緩やかに分解が進む「カエルーチL」、シリーズのなかでもっとも分解速度が遅い「カエルーチV」を用意。

土壌の条件や天候などにより分解の速度は変わるが、「カエルーチV」は、展張してから約6ヶ月間は原型が保たれるという。シリーズのなかで、カラーの種類がもっとも多いのは「カエルーチ」。受注生産にも対応しており、希望の規格のマルチも生産可能。シリーズのすべてが日本バイオプラスチック協会認定商品、生分解性プラマーク取得製品。


カエルーチ(銀ネズ)の使用イメージ


カエルーチ(透明)の使用イメージ

DATA

<カエルーチ>
色:透明、黒、銀ネズ
厚さ:0.018mm 
幅:95cm、135cm、150cm
長さ:200m、400m

<カエルーチL・V>
色:黒
厚さ:0.018mm 
幅:95cm、135cm、150cm
長さ:200m、400m

<問い合わせ先>
MKVアドバンス株式会社
TEL:03-4334-4636

業界最高水準の薄さを実現
長尺巻きに仕立てることも可能

大倉工業株式会社・エコローム®FC


エコローム®FC」の最大の強みは、ラインナップのなかに薄膜の製品もある点。厚さ0.015mmという業界最高水準の薄さが実現された製品で、薄膜ゆえに、長尺巻きに仕立てることも可能だ。例えば0.015mm、95cm幅の「エコローム®FC」であれば、最大1000mの長尺巻きにて生産可能。
現状、薄膜の製品は、おもに北海道や東北、関東地方で活用されているという。これまでにトウモロコシやカンショ、ブロッコリー、レタス、カボチャ、里芋などの栽培に活用された実績がある。

「エコローム®FC」は、土中にすき込んでから3ヶ月ほどで分解される。(※圃場条件によって、分解の速度は異なる場合がある。)日本バイオプラスチック協会認定商品、生分解性プラマーク取得製品。

DATA

■ 別注品
色:透明、黒(※透明は東日本のみの取り扱いとなる)
厚さ:0.015~0.018mm
幅:95~180cm
長さ:200~1000m

■ 在庫品
東日本(※全て黒色となる)
規格:15μ×950mm×200m
   15μ×950mm×400m

西日本(※全て黒色となる)
規格:18μ×950mm×200m
   18μ×950mm×400m
   18μ×1350mm×200m
   18μ×1500mm×200m
   18μ×1800mm×200m

<問い合わせ先>
大倉工業株式会社 合成樹脂事業部
TEL:0877-56-1150

200タイプ以上の試作を経た
渾身の生分解性マルチ

株式会社ユニック・キエ丸


キエ丸(白黒)の使用イメージ

株式会社ユニックは、1995年に「キエ丸」をリリース。その後も同社は200タイプ以上もの試作品の製作を重ね、現在の「キエ丸」を生み出したという。樹脂などを独自の配合でブレンドすることで、十分な強度を確保しているのがアピールポイントの一つ。

「キエ丸」のもう一つの魅力は適度な分解性で、この点を高く評価する農家が多いそう。現状、トウモロコシの栽培時に使用された事例がもっとも多い。夏場の気温上昇が顕著となっていることから、地温上昇を抑制できる白黒マルチに注目するトウモロコシ農家が増えているという。加えて、カボチャ、ダイコン、カンショなどの栽培に活用された実績がある。日本バイオプラスチック協会認定商品、生分解性プラマーク取得製品。


キエ丸(黒)の使用イメージ


キエ丸(透明)の使用イメージ

DATA

おもな色:透明、黒、白黒
厚さ:0.018mm、0.02mm
幅:95cm、135cm、150cmなど
長さ:200m、400mなど

<問い合わせ先>
株式会社ユニック
TEL:03-6435-9975

取材・文/緒方よしこ

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