ヤンマー×ベティスミス! 1枚で3倍使える作業エプロン
2019/04/29
総合産業機械メーカーのヤンマーと、ジーンズメーカーのベティスミスが共同開発したのは、農作業にも適したデニム生地の作業エプロン。性別、体型などを問わず誰でも使いやすく、着脱しやすいユニバーサルなデザインが特徴だ。
現場からのリクエストをきっかけに
共同開発がスタート!
共同開発のきっかけはヤンマーが岡山県倉敷市に置く、農業関連の研究開発ラボの社員からの声だった。農作業や高所作業に適した、丈夫で扱いやすい作業着がほしいという要望。そこで同社は同市に本社を置くジーンズメーカー、ベティスミスに共同開発を依頼。両者がノウハウを出し合った新しいエプロンが誕生した。
生地は14オンスの国産デニムを使用。老舗ジーンズメーカーの技によって、現場のさまざまなリクエストを余すところなく叶えたエプロンは、「社員の作業着としてだけではもったいない、予想以上の完成度に仕上がった」と、ベティスミスの大島康弘社長。その結果、5月1日より一般販売もスタートする。
高所作業から収穫まで
3wayデザインで多様な現場に対応
発売されるエプロンは1型、1サイズながら、3パターンの着こなしができ、また幅広い体型の人が着られるデザインになっている。
●パターン1/首かけスタイル
土や水から体全体をしっかり防ぐ、首かけスタイル。中央の大きなポケットは底部が二重構造に。先端が尖った工具などを入れても、生地を突き破る心配はいらない。高所作業中のハサミなどの落下防止用に、ストラップをつけられるハトメも配置されている。
●パターン2/腰巻きスタイル
ウエスト部分を折り込む腰巻きスタイルは、温度の高いハウス作業や、低い姿勢での作業時に。機能性と動きやすさを両立。腰ひもはマジックテープなので、ウエスト幅の調節も着脱も簡単。
●パターン3/収納ポケットスタイル
左右についているボタンを留めれば、簡易的な大型ポケットに。収穫した野菜や、細かいパーツなどを一時的に収納できるので、作業効率も高まる。
自分だけの
使い心地の良いエプロンに
丈夫で高品質なデニム生地は、使えば使うほど肌なじみが良くなり、風合いが出てくるのも魅力の一つ。ユニバーサルデザインのエプロンを長く使うことで、自分だけの使い勝手のいいエプロンに育てていける。
また、胸元のポケットと、中央ポケットの内側にあるスマートフォン用の小ポケットには、ジーンズの残り布を使用。1枚、1枚、柄が異なるので、選ぶのも楽しい。
販売はヤンマーのECサイトと、ベティスミスの本社および恵比寿工房、高島屋の一部店舗で行われる予定だ。
DATA
text:Makiko Fukuda