農業で地域活性化〜山椒農家らの挑戦、地元産業は世界で通用するのか?
2018/03/09
地域から世界へ
輸出にかける!
有限会社飛騨山椒は、2009年から「グルメ&ダイニングスタイルショウ」へ継続的に出展し、大手通販会社3社との契約実績がある。2011年~2016年には「日本橋三越デパ地下」の催事に出展し、その時のお客様からの要望で新商品開発のヒントを得たことも。
国内商談会の様子。
海外では、「フランス・食の博覧会(2013年)」「ミラノ万博(2015年)」「パリ・ジェトロ商談会(2016年)」「リヨン・シラ国際外食見本市(2017年)」などに出展し、現在フランスと香港への輸出を行っている。
海外商談会の様子。サンプルを片手に説明を聞く来場者たち。
海外進出を後押ししてくれたのは、農林水産省の外郭団体である食品産業センターの人の言葉だった。2011年に地域食品のブランド認定制度「本場の本物」に認定されたとき、『これは世界で通用する』と強く勧めてくれたのだ。
行政のバックアップを受け、2013年に「フランス・食の博覧会」に海外初出展し、高い評価を受け受注にも繋がった。
日本と同じ “香りの文化” をもつフランスでは、『チーズに合う』と好印象だ。山椒は、ヨーロッパの三ツ星レストランなどの一流店では、ユニークな調味料としてシェフやパティシエ(チョコレートに合うらしい)が好んで使っているという。
「消費者やバイヤーの声を生で聞ける商談会などには、積極的に参加するといいと思います」。
商談会は、消費者ニーズの把握や情報収集に最適なのだ。
商品ラインナップの一部。