注目キーワード

最新技術

中国大手IT企業が開発! AIを活用した農業用モニタリングシステム

近年、IT分野において急成長を遂げている中国。今年6月には、あらゆる営農形態に応用できる画期的な農業用モニタリングシステムが開発された。すでに導入実績もあるようだが、その実力は?

養豚から果樹農家まで
幅広く活用可能

中国のIT企業アリババ集団傘下のアリババクラウドは、2018年6月、人工知能を活用した農業向けクラウド型ソリューション「ET農業ブレーン」を正式にリリースした。

中国の農業企業「四川特駆集団」の養豚事業ではすでに先行導入されており、人工知能がブタの活動状態や成長度合い、妊娠の有無など、健康状態をリアルタイムでモニタリングし、必要に応じてその改善策を自動的に提示。これによって、ブタの死亡率が低下した一方、出産頭数が増え、養豚業の生産性が大幅に向上した。

「ET農業ブレーン」はメロンやリンゴといった果樹農家でも導入実績があり、今後は、他の野菜・果物はもとより、漁業や林業の分野でも活用していく方針だ。

DATA

ET BRAIN



text: Yukiko Matsuoka

AGRI JOURNAL vol.08(2018年夏号)より転載

関連記事

農業機械&ソリューションLIST

アクセスランキング

  1. 農機バイヤーに聞いた! 時短ニーズが広がる除草作業を支える、注目の草刈り製品とは?...
  2. バイオスティミュラントの最新動向と基礎知識を学べる!協議会がセミナー開催...
  3. 【刈払機試用レポート】軽い・静か・疲れない! 使った瞬間に違いがわかるやまびこ・ECHO「BSR510」...
  4. 水稲(お米)の病気「いもち病」とは?注意すべき病気と害虫を解説!
  5. 軽トラカスタムの新潮流!親しみやすさが人気の『レトロカスタム』
  6. 【検証レポート】本当に石の飛散が少ないのか? 噂のバッテリー式「T字型バリカン」草刈機を体験!...
  7. 【農研機構の注目品種 コメ編】温暖化に対抗!「にじのきらめき」「恋の予感」等、高温耐性品種の普及へ...
  8. イチゴの「生産~出荷」を省力化! 的確な収量予想を可能にした先端テクノロジー...
  9. 【九州農業WEEKリポート②】コナジラミをLEDで誘引してノックアウト
  10. オーレックから待望の小型ラジコン草刈機が発売! 斜面に強い設計で走破性バツグン...

フリーマガジン

「AGRI JOURNAL」

vol.36|¥0
2025/07/01発行

お詫びと訂正