農薬に頼らない病害対策。自律走行ロボで実現する次世代ブドウ栽培とは

夜間に自律走行し、うどんこ病を抑制するロボット。化学農薬の削減と品質維持を両立し、持続可能なワイン生産を実現する新技術の特徴と導入メリットを解説する。

メイン画像:©Saga Robotics

紫外線の光でうどんこ病を抑制
無農薬ブドウ栽培へ転換加速

ノルウェーの農業ロボット企業サガ・ロボティクスは、UV-C光を利用してブドウのうどんこ病を抑える自律走行ロボット「Thorvald(ソーバルド)」を米国で展開している。夜間にブドウの列間を自律走行し、菌のDNAを損傷させることで増殖を抑制する。化学農薬に依存しないワイン用ブドウ栽培を目標に掲げる同社は、2026年1月に追加出資を受け、米国での更なる拠点拡大を進めている。

©Saga Robotics

現在、うどんこ病が深刻な問題となっているカリフォルニア州での処理面積は、2025年には前年比約10倍に拡大し、2026年もさらなる増加が見込まれている。化学農薬の使用を減らした持続可能なワイン生産を可能にする技術として注目されている。


文/Ellis

AGRI JOURNAL vol.39(2026年春号)より転載

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