成功する農業!農福連携での『共有×可視化』の重要性

ポイント3.年間の生産予定の見通しを共有!

農業者は、「どの品目」を「どの程度」生産するのか、年間を通じて生産計画を立てると思うが、それらを業務委託する福祉事業者にも伝えておくことが重要だ。

福祉事業者としても、大まかな見通しが見えていることで、安心して取り組めるとともに、それぞれの時期や作業に合わせて、利用者や同行職員の成長ステップを勘案することができる。

また、農業者の要望を汲みつつ「現在・1ヶ月後・3ヶ月後…」というように利用者の技術を向上させ、作業能力の向上のための努力がしやすくなるだろう。

福祉事業者が作業内容を把握することで、利用者に対してどのような作業を教えて進めていけるか一緒に考えることができる。一人ひとりの利用者に合わせて成長ステップを見越したサポートを行う職員であれば、数ヶ月後にどれぐらい利用者が成長しているか予測も可能となる。

農業者とのすり合わせを丁寧に行うことで、お互いがストレスを感じることなく、目標達成への業務に取り組むことができるだろう。

めぐみの里 作業の様子②

まとめ

農福連携においては「共有」という言葉がキーワードとなる。現場の風通しを良くし、生産者と福祉事業者が話し合う場を設け、お互いの考えを深く知ることが何よりもの成功への近道だと思う。

異業種が連携を取り合うということは、ぶつかる壁も多く困難なことも起こるが、それ以上に成功したときの喜びと達成感は計り知れないものになると心から実感している。

PROFILE

小川 祐太

自身の弟が知的障がい者であり、弟が通所する就労支援施設の立ち上げに携わることをきっかけに、福祉の仕事へ従事。事業所では、前職である飲食店での店長経験を活かし、食品加工を中心とした作業を行いながら、利用者の自立に向けたサポートを行う。

2014年にNPO法人めぐみの里へ入社。サービス管理責任者として、利用者1人1人に寄り添った支援計画の作成や職員育成を行う一方で、利用者本人や家族の視点も大切にしながら現場支援を行っている。

HP:NPO法人めぐみの里

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