注目キーワード

最新技術

世界40ヶ国1000以上の養蜂場で導入! 蜂群の音で健康状態を診断できるIoTデバイス

今回紹介する海外農業トレンドは、ミツバチの巣を遠隔でモニタリングできるIoTデバイス「バズボックス」。巣箱に装着すると、内部の温度や湿度を計測するほか、蜂群の音を録音し、クラウド上の人工知能(AI)を用いて蜂群の健康状態を診断できる。

蜂群の音で健康状態を診断
養蜂向けのIoTデバイス

アメリカのスタートアップ企業オズビーハイブスは、ミツバチの巣を遠隔でモニタリングできるIoTデバイス「バズボックス」を開発した。

巣箱に装着すると、内部の温度や湿度を計測するほか、蜂群の音を録音し、クラウド上の人工知能(AI)を用いて蜂群の健康状態を診断。必要な電力は付属のソーラーパネルにより太陽光発電でまかなう仕組みだ。

養蜂家は専用スマートフォンアプリを介して巣箱の状態をいつでも確認でき、蜂群の異常を早期に検知できる。「バズボックス」はこれまでに世界40ヶ国1000以上の養蜂場で導入され、米国とEUを対象エリアとして1台159ドル(約1万6500円)で販売されている(2020年12月時点)。

©OSBeehives,Inc.


文:松岡由希子

AGRI JOURNAL vol.18(2021年冬号)より転載

関連記事

農業機械&ソリューションLIST

アクセスランキング

  1. 【動き出したスマート農業技術活用促進法】生産方式革新実施計画を11件認定...
  2. 注目される『バイオ炭の農地施用』。温暖化対策に加え、Jクレジット活用で収入アップにも期待!...
  3. 軽トラカスタムの新潮流!親しみやすさが人気の『レトロカスタム』
  4. あのランボルギーニから最新モデル!? クールな「高機能トラクタ」5選
  5. 東京オートサロン2024でみつけた、最新の軽トラカスタム一挙公開!
  6. 今買えるEV軽トラから特定小型まで! 農業で活躍するモビリティを一挙公開!...
  7. 玉ねぎ栽培におすすめな肥料とは?育て方に最適な追肥の時期や方法を紹介!...
  8. 【イチゴ編】症状別で見る! 生理障害・病害虫の原因と予防の基礎知識
  9. 低コストで高耐久! 屋根の上で発電もできる「鉄骨ポリカハウス」
  10. 強力な多年生雑草もすっきり一掃! コメリのおすすめ除草剤「マルガリーダ」とは?...

フリーマガジン

「AGRI JOURNAL」

vol.34|¥0
2025/01/21発行

お詫びと訂正