日本バイオスティミュラント協議会が自主基準を策定。資材の信頼性向上を目指す

日本バイオスティミュラント協議会が、自主基準を策定。バイオスティミュラント製品を安全かつ効果的に使用できるよう、製造者及び輸入者が各製品に関わる情報(安全性、効果の根拠等)を示し、優良誤認とならない表記を行うことを促していく。

事業者の自主管理促す基準で
バイオスティミュラントの信頼性向上へ

バイオスティミュラントは、近年注目を集める農業資材でありながら、定義や表示方法についての明確な基準が存在しない状況が続いていた。こうした中、2025年9月8日、日本バイオスティミュラント協議会(JBSA)は、製品の信頼性を高め、利用者である生産者が安心して選択できる環境を整えるべく、自主基準を策定した。

この自主基準は、バイオスティミュラント製品を購入した使用者が、これを安全かつ効果的に使用できるよう、事業者が各製品に関わる情報(安全性、効果の根拠等)を示し、優良誤認とならない表記を行うことを目指すものだ。

なお、この基準は2025年5月に農林水産省より公表された「バイオスティミュラントの表示等に係るガイドライン」の内容を踏まえて作成されており、バイオスティミュラント製品を取り扱う事業者(製造者及び輸入者)に対して自主管理を促すための基準となっている。

自主基準の策定により、バイオスティミュラント製品の取扱い事業者に一層の製品管理を促し、使用者が効果のあるバイオスティミュラントを安心して選択できる環境の実現につながると期待される。

自主基準で設けられた
効能表記・効果検証・安全性の指標

自主基準では、バイオスティミュラントの「効能表記」、「効果検証」、「安全性」についてそれぞれ指標が設けられた。

1)「効果・効能の表記に係る指標」
JBSAはバイオスティミュラントの主たる効果・効能リストを作成。根拠となる試験結果又は査読付き論文がある場合は、リスト中の効果・効能を製品のラベル等に記載することを促している。

2)「効果・効能の検証に係る指標」
製品の効果を検証するにあたり、留意すべき事項がまとめられた。

3)「安全性の情報提供に係る指標」
取扱い事業者自身が製品の安全性情報を提供する必要性を示し、重金属量の把握や製品安全データシート(SDS)の発行を促している。

詳しくは、JBSA公式サイトを確認いただきたい。

JBSAでは、バイオスティミュラント資材の適正使用と信頼性向上、そして技術の発展を目的として勉強会(年2回、会員向け)と講演会(年1回、オープン)を開催している。JBSAはこれらを通じて自主基準の周知を図るとともに、バイオスティミュラント資材を取扱う事業者だけでなく使用者たる生産農家など関係者に資する情報を提供していくとしている。

DATA

農林水産省「バイオスティミュラントの表示等に係るガイドライン」
日本バイオスティミュラント協議会 自主基準

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