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2020年注目女優・南沙良、映画『もみの家』の撮影を通して野菜好きに!?

2020年3月20日公開の映画『もみの家』で主人公・彩花を演じた、南沙良さん。作中では実際の農作業も体験。作品を通して彼女が感じた、食事が人生にもたらすものとは……?

巡る季節と命に触れて
私も変われる、変わりたいと

俯きがちな顔が、ストーリーが進むにつれ少しずつ上を向き、明るく豊かな表情を見せ始める。それはまるで植物が芽吹き、花をつける過程のようでもあった。映画「もみの家」で南沙良さんが演じた主人公の彩花のことだ。悩みを抱え高校に通えなくなった彩花が母親に連れられて訪れたのが、問題を抱えた若者を受け入れ支援する施設「もみの家」だった。彼女はここに暮らし、農作業や周囲の人々との触れ合いを通して、次第に本来の自分を見つけていく。

実際に1年をかけて行われた撮影。度々ロケ地である富山を訪れ、田畑の成長を目の当たりにした。

「季節によって見える風景がまったく違うことに毎回驚いていました。特に夏。青い稲が風に揺れてまるで美しい海のようだったのが印象に残っています」

田植えに草とり、収穫からもみすりまで。田んぼの中に突き倒されて泥々になるという、実生活ではあまりない体験もした。南さんにとっての初めての農作業。それは新鮮な驚きの連続だったそう。

「撮影の前には現地の農家の方に、とても丁寧に指導をしていただきました。短い作業時間だったのに、次の日は筋肉痛になっていました。普段食べているお米や野菜もこんな大変な作業をして育ててくださっているんだと改めて実感することができました

収穫したばかりの野菜を食べたのも初体験。

採れたての野菜ってこんなに味が美味しいんだと驚いて、撮影中は食事のシーン以外でもたくさんいただきました。実はそれまで野菜はあまり得意ではなかったんです。でも気づけば野菜好きに(笑)。撮影のおかげで今ではすっかり健康的な食生活に変わりました」

もっとも印象的だったのは獲れたてのトマトの瑞々しさ。そのトマトは映画の中でも、彩花にとって鍵的な役割を果たしている。美味しい食べ物は人の心を開き、誰かと食べる食事の時間が人と人の心をつなぐ。それは人生に変化をもたらす、穏やかで温かなきっかけ。彩花という役の中で、そう実感したという南さん。

「田畑で命が育まれていく風景や、人との出会いと別れの切なさを通して、自分としての在り方もいろいろ感じ、吸収しながらお芝居をした1年でした。彩花が成長していくのを感じ、私も変わりたいな、変わっていけるなという気持ちも育っていったように思います。そういう細かい変化も、映画から感じていただけたら嬉しいです」
 

DATA

映画『もみの家』
3月20日(金・祝)より、新宿武蔵野館他、全国順次ロードショー!



心に不安を抱えた若者を受け入れる[もみの家]に16歳の彩花がやってきた。不登校になって半年、心配する母親に促され俯きながらやってきた彩花を、もみの家を主宰する泰利は笑顔で招き入れる。慣れない環境に戸惑いながらも、周囲に暮らす人々との出会いや豊かな自然、日々過ごす穏やかな時間が、彩花の心を少しずつ満たしてゆく――。

出演:南 沙良、田中美里、緒形直人 ほか
監督:坂本欣弘
配給:ビターズ・エンド
公式HP:映画『もみの家』公式サイト

©「もみの家」製作委員会

 

PROFILE

南 沙良(みなみ さら)

2002年6月11日生まれ。神奈川県出身。第18回nicolaモデルオーディションにてグランプリを受賞し、デビュー。初主演作『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』では、ブルーリボン賞、報知新聞賞などの新人賞を獲得。映画の他、江崎グリコ「ポッキー」や「キリン 午後の紅茶」、ソフトバンク「SoftBank学割」などCM出演も多数。


photo:Daisuke Uchida
text:Makiko Fukuda
styling:Yoshie Dohken
hair&make:Yoko Imura(éclat)

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