複合作業により時間短縮と作業効率化を実現! 畑はもちろん水田にも使用可能な耕起作業機
2020/04/23
三菱マヒンドラ農機より、作業機「ラバータイプディスクハロー」3機種を発売する。特徴としては、畑だけでなく水田でも耕起作業ができて、従来に比べて短時間で広い面積を耕起し、土壌での複合作業も一度に行うことができる。
畑だけでなく、水田の作業も
耕起、複合作業を一度に
三菱マヒンドラ農機株式会社は、作業機「ラバータイプディスクハロー(Rubber Type Disc Harrows)」の3機種を、2020年4月より販売を開始した。
本製品の特徴としては、畑だけでなく、水田の耕起作業でも活躍できること、また従来に比べて、短時間で広い面積を耕起できること、さらに、土壌での複合作業を一度に行うことができる。また、浅耕、播種床の準備、除草、肥料・堆肥の混和、表層の固い土を破砕、作物残渣・緑肥のすき込みを一度に高速で行うことも可能である。「切る・刻む・混ぜる・砕く・均す(ならす)」作業を一度に任せられるので、スピードと作業効率のアップを実現する作業機だ。
規模拡大のサポートや、人手不足の問題解決にも一役買うことになるだろう。同社の傘下、トルコにあるヒサルラー社が製造する。
高速作業を実現
かつ低燃費に
従来の一般的なロータリーやパワーハロー、プラウ製品などと比べて、作業速度が速いことも特徴的だ。一般的なロータリー作業が時速1.5~3.5kmであるのに対して、本製品は時速7~15kmでの高速作業を実現。さらに、エンジンからの回転力を取り出すPTOを使用せずに作業を行えるので、燃費の削減にもつながる。
作業を一度に行うことで
スピードと作業効率をアップ
一般的なロータリー耕は、土の塊を細かく砕く砕土性や、平らに地ならしをする均平性に優れる。しかし水分量の多い土壌では、耕うん爪が底面をたたくことで、硬い耕盤層となりやすい側面がある。
一方、本製品では作業速度を調節することで、仕上がりを変えることができる。下層と表土の効果的な混合を実現させるので、根張りを弱めてしまう硬い耕盤層を作らないように整えることも可能だ。
その後の種まき・移植床の粗仕上げや、種まき後の鎮圧作業もお任せ。収穫後には、刈野菜などの残渣を、切断し混和させることもできるので、次の栽培に向けた畑の片づけとしても、有機物のスムーズな分解を促す。
“低価格”で“耕起性能が高く”、“作業速度が速い”「ラバータイプディスクハロー」を、ぜひチェックしてみてはいかがだろうか。
●型式/小売価格(税別)
HDH20R-56(ディスク・20枚)/150万円
HDH24R-56(ディスク・24枚)/168万円
HDH28R-56(ディスク・28枚)/186万円
(海外からの輸入品のため、大幅な為替の変動などの影響により価格は変更する場合があり、沖縄・離島は別途運賃が発生する。)
DATA
三菱マヒンドラ農機株式会社
営業戦略統括部
TEL:0480-58-7050
文:竹中唯