小面積での試作や家庭菜園に最適! ニーズに合わせて選べるミニ耕うん機
2022/03/04
「ミニ耕うん機を活用しよう!」と聞いても、農業生産者はピンと来ないのではないだろうか? 実は、小面積での新品目の試作や家庭菜園など、案外活躍の場が広い=あると便利なのだ。ここでは三菱農業機械のミニ耕うん機を例に、便利な機能をご紹介していこう。
新品目の試作や家庭菜園に
ミニ耕うん機が使える!
「新品種を試してみたい!」「将来に向けて別の品目を試作してみよう!」と少量栽培に挑戦している方も少なくないはず。またコロナ禍の今、ブームになりつつあるのが、家庭菜園やFarm to Table。これらに共通するのが小面積での農作業だ。
それをラクにしてくれるのが、ここで紹介するミニ耕うん機。一般的には、ミニ耕うん機は家庭菜園向けに開発されているが、だからこそユーザーフレンドリーな機能が数多く搭載されており、とにかく使いやすい。そんな最新のミニ耕うん機を体験しようと三菱マヒンドラ農機にお邪魔した。
説明してくれたのは三菱農業機械の井口智津子さん。フロントロータリー式3馬力の『ポプリMFR30A』と、リアロータリー式の『マイボーイMMR300A』『マイボーイMMR600A』の3機種を用意してくれた。
「今どきのミニ耕うん機は使いやすさが特徴です。軽量で、何よりユーザーフレンドリーな機構をふんだんに採用しています。今回ご用意した製品は、ハンドルの手元にあるリコイルロープを軽く引っ張るだけでエンジンを始動できる『ミラクルスタート』という機能を搭載しているので、楽な姿勢で簡単に始動できます。『デッドマンクラッチ』という機能も便利です。ハンドルと一緒にレバーを握るだけで作業がスタート、レバーを離せばストップします。だから機械に慣れていない初心者の方でも安心してご使用いただけます。
農業生産者の方にとっては、充実したアタッチメントも魅力ではないでしょうか? 『マイボーイMMR600A』のシリーズには、別途アタッチメントをご購入いただくことでマルチ張りまで可能になるモデルもあるんですよ! 近年のミニ耕うん機は、十分な耕うん等の作業性能と、高い操作性を合わせ持っています。ここでご紹介した以外にも様々なモデルをラインナップしていますので、お好みに応じて選んでくださいね」と笑顔で語ってくれた。
体験させてもらったモデルはどれも軽量で、押し歩きや操作はラクラク! あっという間に約30坪の耕うんが完了した。井口さんが紹介してくれたように、アタッチメントを追加して装備すれば、それ以外にも多くの作業をこなすことができる拡張性を備えているのだから心強い。まったく近頃のミニ耕うん機は侮れない……それが正直な感想だ。農業生産者の皆さん、一家に一台あれば便利に違いありませんよ!
ユーザーフレンドリーだから
使いやすい!
全モデル共通の特徴
エンジンにはパワフルで排ガス自主規制対応の新型GBエンジンを搭載しており環境にも優しい(MFR30A)。『ミラクルスタート』機能で始動もラクラク。
ハンドルと共に握れば作業機がオンになる『デッドマンクラッチ』を装備。これで操作に集中できる。
耕す・移動・後進・中立といった操作はレバー1本で可能。とにかくユーザーフレンドリーなのだ。
超軽量&手軽なフロントロータリーと
高性能なリアロータリーをラインナップ!
本体重量54kgと超軽量な『ポプリMFR30A』は、フロントロータリーだから旋回時の取り回しの良さが抜群。足元に耕うん爪がないから安心して作業できる。
『マイボーイMMR300A』『マイボーイMMR600A』は、自重を耕うんに活かせるリアロータリー式。硬い土や深い耕うん作業が多いならコチラを選ぼう。
豊富なアタッチメントで多様な作業にも対応できる!
リアロータリー式の2モデルは標準仕様のままで耕うん・畝立てが可能だが、アタッチメントを追加購入すれば、さらに多くの作業ができる(写真は培土器)。これなら農業生産者でも納得いくはずだ。
DATA
フロントロータリー
ポプリMFR30A
フロントロータリーで超軽量コンパクトだから軽快に作業できる。手軽さを追求する方にオススメ。
メーカー希望小売価格 160,600円(税込)
本体重量 54kg
最大出力 3馬力
リアロータリー
マイボーイMMR300A
リアロータリー&3馬力だから軽くてもしっかり耕せる。軽さと性能のバランスを重視するならコレ!
メーカー希望小売価格 159,500円(税込)
本体重量 61kg
最大出力 3馬力
リアロータリー
マイボーイMMR600A
100坪程度の広さにも対応する作業性能を誇る。ロータリーは正逆転、デフロックも装備した本格派モデルだ。
メーカー希望小売価格 218,900円(税込)
本体重量 86kg
最大出力 6.3馬力
問い合わせ
文:川島礼二郎
AGRI JOURNAL vol.22(2022年冬号)より転載
Sponsored by 三菱マヒンドラ農機株式会社