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農家の挑戦を全力支援! 「アイデア・ノウハウ・人手」をマッチング

近年、農業のIT活用が急速に進んでいる。農家が効果的にITツールを活用するには、「アイデア」「ノウハウ」「人手」の3つが不可欠だが、現状はこれらが欠けてしまっている状況だ。そこで開始されたのが、農業経営者や生産者が抱える課題をIT利活用によって支援する「できる.agriコミュニティ」だ。 

非農業人材とのマッチング
スキルを活かしたいニーズも

一見、農業とは縁遠い存在に見えるクリエイターやエンジニア、マーケッターなどの非農業人材。農家支援を目的に結成された任意団体「できる.agri」は、「IT×農業」普及に取り組む中で、農家の方々のIT活用には、「アイデア」「ノウハウ」「人手」が必要不可欠であり、それには、クリエイターなどの非農業人材とのマッチングが有効であると考えた。


一方、クリエイターたちにも、農業分野で自身のスキルを活かしてみたいというニーズがあることが判明。そこで、農家の挑戦を後押しするコミュニティ「できる.agriコミュニティ」の運営をスタート。生産から経営管理、商品開発に至るまで、「IT×農業」の「人材の六次化交流」の促進に取り組んでいる。

「IT×農業」マッチング事例
業務のあらゆる面におよぶ

「できる.agriコミュニティ」では、IT活用以外の分野でも複数のプロジェクトが進行中。例えば、通常、不要な部分として扱われることが多い「米ぬか」を、オフィスワーカー向けの「繰り返し使え、手入れの楽な温活グッズ」として活用、製品化したのが『ヌカモフ』プロジェクトだ。


コミュニティに参加する農業生産法人・株式会社山燕庵と、3つのブランド「70seeds」「MUKU」「ALL YOURS」がマッチングして始まった取り組みである。電子レンジで加熱することで米ぬかが発熱し、疲れをやさしく癒す製品で、クラウドファンディング・サイト「CAMPFIRE」上にて、限定300点の先行販売中となっている。

プロジェクト名:「くらしにも、しごとにも、おともする。米と毛布の「すてない」カイロをあなたに。

「できる.agriコミュニティ」では、今後も、WEBサイトやセミナー、勉強会、座談会を開催し、「IT×農業」の可能性を生産者に提供していくという。IT活用に手をこまねいている生産者や農業経営者の方は注目してほしい。


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