見た目は可愛いが、実はスゴイ。超小型チェンソー
2018/06/08
「こがる」の愛称で30年以上に渡って広く愛用されているハスクバーナ・ゼノアのトップハンドルチェンソー「こがるシリーズ」から、クラス最強の「ハイパーこがる」がいよいよ登場。どれほどパワフルになったか、その操作性と切れ味をレポート!
コンパクトな人気チェンソーの
新シリーズがお目見え!
新緑の季節、5月。色とりどりのバラの花が咲き乱れる日比谷公園で開催された「みどりとふれあうフェスティバル」(5/12〜5/13)のハスクバーナ・ゼノアのブースには、まだ発売前のピカピカの新シリーズ「ハイパーこがる」が並んでいる。実際に「ハイパーこがる」を手にとって試せるとあって、多くの園芸好きの若い女性から造園で働く枝打ちプロまで列をなして、丸太を実際に切ってその操作性と切れ味を体験した。
5月末に発売された「ハイパーこがる」は、スーパーこがるG2501T・G2551Tの後継機。見た目も重さもこれまで通りの変わらぬ可愛らしさをキープしながら、従来機に比べてパワーがなんと10%以上もアップ! ガイドバーは、10インチ(25cm)と12インチ(30cm)を2つから選べるのも嬉しい限りだ。
重量2.6kg、パワーはクラス最強。ストラト・チャージドエンジン搭載。環境にやさしく、低燃費。両機種とも12インチ(30cm)バーまで対応可能。
「GZ2800T」はクラス最強の高出力・トルクのハイパフォーマンス。大後傾ハンドルで、枝の剪定もしやすく、長時間作業しても疲れにくいデザインだ(税抜価格67,000円~)。一方の「GZ2700T」は始動性が非常に軽いのが特徴。農業従事者、年配者、女性にお勧めの1台である(税抜価格65,400円~)。
「こがる」が登場して30年。ハスクバーナ・ゼノア社が追い求めてきたのは軽量化だ。それと並行して追求してきたのが耐久性。厳しい社内耐久試験を実施し、きちんとメンテナンスすれば10年以上も持つという。
切れ味が驚くほど滑らか!
パワーアップしたその実力は?
オートチェーンブレーキ付きでキックバック時にチェーンが止まるのも安心である。
アグリジャーナルの女性ライターWが丸太切りに挑戦!「いくらパワーアップしたといっても、チェーンソーで木を切る際は、それなりの摩擦抵抗があるのでは……」と思っていたWは、丸太に刃を当てた瞬間に驚いた。
「え…!? 丸太じゃなくて大根!?」。まさか、切れ味がまさかこれほどスムーズとは…! 太くて硬い丸太を切るというより、まるで切れ味のいい包丁で大根でも切るような、そんな滑らかな切れ味なのだ。高回転、高出力で、まったく摩擦抵抗を感じさせない。これなら庭の植木や果樹管理、玉切り、低木の伐倒、薪作りなどに最適。植木や果樹の管理など様々な用途で使用できそうだ。
片手で軽々と持てる!
高齢者や女性も多い農業従事者でも簡単に使える設計は、絶対に守らなければいけないゼノアセオリー。最新シリーズではパワーアップ、排ガス対応、耐久性の維持をいう高いハードルをクリアしながら、これまでと同じ軽さを変わらずキープしている。
超軽量超小型の見た目の可愛さからは想像を絶するハイパーなパワーを持つこがる君。またまたファンが増えることは必至だろう。
問い合わせ
埼玉県川越市に拠点を置く農林・造園機器メーカー。1910年に東京瓦斯電気工業として創立し、2007年にハスクバーナグループの一員となり、グローバルに市場からのニーズを反映した商品の開発・生産・販売を行う。ISO9001・ISO14001 取得済。
text:Mikako Wakiya