注目キーワード

道工具・資材

オーレックから待望の小型ラジコン草刈機が発売! 斜面に強い設計で走破性バツグン

農業従事者にとって、除草作業は負担が大きい作業だ。加えて、斜面の多い場所での作業が必要な水田畦畔や果樹園では、危険や負担がさらに大きくなる。そんな場所での作業を効率化できる小型ラジコン草刈機がオーレックから発売された。

最大法面角度、45度まで対応!
斜面の除草を可能にした小型ラジコン

斜面の多い中山間地域の水田畦畔や果樹園において、除草作業は作業者が斜面に立って作業する必要があり、危険や負担の大きい作業だ。そのような背景から、大型機械が進入できない場所や、凸凹や段差が多い場所、斜面が急な場所でも導入できる、軽労力かつ省力化を実現する草刈機が必要とされている。


エンジン始動から車体の向き、速度や刈高などの微調整はすべてコントローラーから操作できる。

今年6月にオーレックが発売したのは、そんなニーズに応えるために開発が進められていた製品だ。同社初となる小型のラジコン草刈機「スパイダーモアーRC」は、走破性・安定性に優れるクローラーを採用。軟弱地や障害物が多い地面でも抜群の駆動力を発揮し、独自のY字型ラグで斜面でも地面を掴んで横滑りを防ぐ。

また、注目は最大法面角度45度までの作業に対応する「傾斜アシスト機能」。斜面で使用する際にコントローラーの「傾斜アシストダイヤル」を回せば、自動で山側(上側)のクローラー回転数を谷側(下側)に比べ少なくし、車体を押し上げて直進をアシストしてくれる。

 

 


低重心に設計することで、幹が垂れ下がった果樹園など、多くの環境下での作業が可能。

これまで作業負担の大きかった除草作業を、日陰や安定した場所から安全に行えるようになる、オーレックの細やかな技術が活きる新製品だ。

SPEC

スパイダーモアー RC
RCSP530

価格:129万8000円(税込)
サイズ:全長97×全幅91.5×高さ58cm
総重量:138kg
最大傾斜角:45度

問い合わせ

株式会社オーレック
TEL:0943-32-5002


AGRI JOURNAL vol.24(2022年夏号)より転載

関連記事

農業機械&ソリューションLIST

アクセスランキング

  1. 【動き出したスマート農業技術活用促進法】生産方式革新実施計画を11件認定...
  2. 注目される『バイオ炭の農地施用』。温暖化対策に加え、Jクレジット活用で収入アップにも期待!...
  3. 軽トラカスタムの新潮流!親しみやすさが人気の『レトロカスタム』
  4. あのランボルギーニから最新モデル!? クールな「高機能トラクタ」5選
  5. 東京オートサロン2024でみつけた、最新の軽トラカスタム一挙公開!
  6. 今買えるEV軽トラから特定小型まで! 農業で活躍するモビリティを一挙公開!...
  7. 玉ねぎ栽培におすすめな肥料とは?育て方に最適な追肥の時期や方法を紹介!...
  8. 【イチゴ編】症状別で見る! 生理障害・病害虫の原因と予防の基礎知識
  9. 低コストで高耐久! 屋根の上で発電もできる「鉄骨ポリカハウス」
  10. 強力な多年生雑草もすっきり一掃! コメリのおすすめ除草剤「マルガリーダ」とは?...

フリーマガジン

「AGRI JOURNAL」

vol.34|¥0
2025/01/21発行

お詫びと訂正