世界初のAI自動温室が実用化へ。ロボット農業で人件費削減・収量増を実現

オランダのSAIA AgroboticsがAI搭載ロボットによる自動温室の実用化を推進。植物をロボットへ運ぶ新モデルで作業効率を大幅改善し、人件費削減と収穫量向上を実現する。

AI×ロボットが支える
世界初の自動温室、実用化進む

オランダのスタートアップ企業・SAIA Agroboticsは、ワーヘニンゲン大学・研究機構から独立した企業で、このたび1,000万ユーロの資金調達に成功した。同社は2026年の実用化に向け、AI搭載ロボットが植物のスキャン・剪定・収穫を行う「自動温室栽培システム」の開発を加速させる方針だ。

従来の「ロボットが温室内を移動する方式」とは逆で、植物側を固定式ロボットへ移動させる“反転型自動化モデル”を採用している点が特徴となる。作物をロボットに運ぶことでナビゲーション上の課題を解消し、より迅速で安定した作業が実現できるという。これにより、従来方式と比較し人件費を50%削減、収穫量を20%増加させる見込みだ。この取り組みは、温室農業の生産性向上と自動化を大きく前進させるものとして注目されている。

©Saia Agrobotics


文:Ellis

AGRI JOURNAL vol.38(2026年冬号)より転載

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