【九州農業WEEKリポート①】肥料を擬人化して先進的なイメージ戦略を展開
2026.06.05
2026年5月27日(水)~29日(金)、西日本で最大規模の農業・畜産の総合展「第4回九州農業WEEK(通称 J-AGRI KYUSHU)」が、熊本市のグランメッセ熊本で開かれた。出展した製品のなかから、肥料を擬人化して先進的なイメージ戦略を展開する企業を紹介する。
日本とアジアの農業市場の
持続可能な発展に貢献

展示会場のグランメッセ熊本(熊本市)
農業WEEKは、毎年5月に熊本市のグランメッセ熊本、10月に千葉市の幕張メッセで開催される農業・畜産の展示会。農業資材、スマート農業製品、畜産資材、6次産業化製品、脱炭素・SDGs製品が日本国内だけでなく世界の国々から出展され、農業法人、畜産農家、農協、参入検討企業などが九州及び近隣のアジア諸国から来場する。
九州農業WEEKは、「日本とアジアの農業市場の持続可能な発展に貢献する」ことをビジョンに掲げ、農業に関わるすべての人にベネフィットを提供することを目指している。会場のグランメッセ熊本は、九州各地からアクセスが良いため、西日本で最大規模の展示会として定着している。今回は、「スマート農業EXPO」、「農業資材EXPO、「次世代 農業経営EXPO」、「畜産資材EXPO」、「農業 脱炭素・SDGs EXPO」の5つの展示会に約300社が出展し、期間中、約11000人の来場者がつめかけた。
肥料擬人化で農業を応援
先進的なイメージ戦略を展開

井澤商店の展示ブース
九州農業WEEKでは、兵庫県の老舗肥料店である株式会社井澤商店が大きな注目を集めた。1894年創業の同社は、130年以上にわたり培った専門知識をもとに、農業収益の向上や収穫量アップを後押しする多角的なサポートを提供している。展示ブースでは、オリジナルのキャラクターを商品パッケージに起用した先進的なイメージ戦略を展開し、幅広い分野の業界関係者の視線を引きつけた。
同社が届ける代表的なソリューションが、植物の栄養吸収環境を整える新発想の液体肥料「メルトリン」だ。土壌に施されたリン酸はカルシウムや鉄などと結合して不溶化しやすく、植物が十分に吸い上げられない課題を抱えている。メルトリンは、成分の固定を抑制して根が吸いやすい状態を維持する特性を持つ。さらに、根の活性化を促すフルボ酸、環境ストレスによる生育不良を改善する18種類のアミノ酸、土壌の保肥力を高めるフミン酸をバランスよく配合している。発芽時から収穫時まであらゆる生育ステージに対応し、作物の品質安定と健全な生長に貢献する。
DATA
取材・文/アグリジャーナル編集部
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