北欧発!ネット×リアル 新しい農作物販売システム
2018/01/04
近年、新しいテクノロジーが続々と登場し、世界規模で農業の可能性が拡大している。今回はスウェーデン発のネットとリアルを融合した農作物販売システムをご紹介する。
オンラインとリアルが融合!
ハイブリッド直販マーケット
スウェーデンで開設された「ローカル・フード・ノーズ」は、オンラインプラットフォームで生産者と消費者を直接つなぎ、リアルな場で農作物を取引するハイブリッド型のファーマーズマーケットだ。
具体的な流れとしては、まず、生産者が農作物を配送する“ノード”と呼ばれる場所をオンラインプラットフォームに登録。さらに、各生産者が販売したい農作物の情報を投稿し、消費者はオンラインで発注する仕組みだ。指定の日時に開かれる“ノード”では近隣の生産者たちが事前に受注した農作物を次々と持ち込み、消費者に直接引き渡す。バーチャルとリアルを融合させ、生産者と消費者によるローカルなフードコミュニティを形成している点が秀逸だ。
活気あふれるノードの様子
DATA
text: Yukiko Matsuoka
『AGRI JOURNAL』vol.5より転載