政策・マーケット

働き方に変化が? 新・農業人ワークスタイル

少子高齢化と生産年齢人口の減少により、労働力不足の深刻化が著しい日本社会。 農業の分野でも人手不足は深刻だが、その波を受け、近年、雇用条件や求職側のニーズなど、「働き方」における変化が起こっている。今回は、農家求人サイトを運営する吉村さんに話を聞いた。

農業の「働き方」が変わってきている?

農業求人サイト「農家のおしごとナビ」を運営する、株式会社あぐりーんの吉村康治さんに聞きました。

雇用条件について変化はありますか?

「生き物を相手にする農業は、かつては休みがなかったり、 取れても週1日休みがザラでした。社会保険に入りたくても、家族など小規模経営のため、入れない農家さんも多かった。でも、それでは、この時代に求職者は増えません。そのため、数年前から、週休をしっかり確保できるなど、一般企業並みの雇用条件や社会保険を整える求人が一般化しつつあります。農業の『働く魅力』そのものが増してきているようです」。

農業における求人市場の動向は?

「この3~4年で、大規模化や6次産業化、海外進出などを見据える農家が増え、人材のニーズが多様化しています。以前は、生産現場の募集がほとんどでしたが、加工、販売、企画、管理などの需要が高まり、例えばITやマーケティング、工学系などの異業種からの転職者も増えました。また、新卒生、子育て中の女性、半農半X的な暮らしを志向する人などを積極的に受け入れる農家が増えているのも特徴です」。

多様な人にとっての働きやすい環境が、農業にも広がってきているようだ。


text>>Yukiko Soda

『AGRI JOURNAL』vol.7より転載

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