ハウスの高温対策に! 炭酸カルシウムのパイオニア企業が生み出した遮光資材

高温期のハウス栽培には欠かせない遮光資材。これまではコストや作業効率に問題が多かったが、それらを解決する画期的な製品が登場した。それが吹付式遮光資材「ホワイトクール」である。

気候変動により
ハウス内の高温問題が深刻化

近年は世界的に気候が変化しており、日本国内でも高温期の到来が早まって、夏期の猛暑が常態化するなど、高温傾向の影響が深刻化している。

農業分野も例外ではなく、高温による収穫量の減少や品質低下は重大な問題だ。中でもハウス栽培は高温の影響を受けやすいため、遮光と遮熱の対策は必要不可欠と言えるだろう。

ハウス栽培の成否を握る遮光資材

太陽光の一部を遮って、ハウス内の温度上昇を抑える手段としては、寒冷紗や遮光カーテンなどで被覆する方法と、液体の遮光塗料をハウスに吹き付ける方法が一般的だ。

ただしこれらの方法には、資材の設置に時間と手間がかかる事や、コスト面での負担が増加するといったデメリットがあった。確かに遮光資材による作物の品質維持と、作業効率の改善効果は農家にとって魅力的だ。しかしデメリットを考えると、すぐには導入に踏み切れないのが本音ではないだろうか。

新しい発想から生まれた
「ホワイトクール」

遮光資材「ホワイトクール」を開発したのは、炭酸カルシウム業界の草分けである白石カルシウム(株)で、長年蓄積した独自のノウハウを活かし、水で希釈して吹き付ける粉体の遮光資材を生み出した。

「ホワイトクール」は環境に優しい炭酸カルシウムを主原料に、粉末状の遮光資材として販売されている。使用する時は水で10倍程度に希釈し、動力噴霧器で直接ハウスに吹き付ける。1000㎡(10a)あたりの使用目安は100~150Lであり、1袋10kg入りの「ホワイトクール」なら1袋でカバーできる。遮光期間を栽培体系や天候に合わせて調整したい場合は、吹き付け量(または、希釈倍率)を変更すれば良く、その時々、自分に合わせたカスタムができるのも魅力といえる。

 

左:無散布ハウス(手前)と、散布したハウス(右奥)
右:日射が強い側のみ散布したハウス



散布30分後の側面と、内部から見た様子

 

遮光資材「ホワイトクール」の
優れた特長

「ホワイトクール」を吹き付けた場合の遮光率は約30%で、ハウス内の温度上昇を3~4℃抑えることが可能だ。吹き付け後は約2ヵ月ほど経て、降雨などにより徐々に除去される。効果を継続させたい時には、必要量を追加で吹き付けるだけで済む。

動力噴霧器を使えば1人でも作業でき、粉体なので扱いやすく、開封後は湿気を避ければ保管が可能である。液状の遮光剤には開封後は使い切りの製品が多いが、ホワイトクールは水に触れなければ余った製品の保管が可能なので少ない面積に散布したい場合には便利だ。またコストパフォーマンスにも極めて優れており、気軽に使用し易いことが特長の遮光剤だ。これまで無かった新たなタイプの遮光剤「ホワイトクール」を、一度試してみてはいかがだろうか。

除草剤散布用の背負い噴霧器での試験散布中の様子。散布開始からハウス反面の散布終了まで10 分程度。

 

 

DATA

ホワイトクール(1袋10kg入り)

<問い合わせ>
白石カルシウム株式会社 食品アグリ資材G
03-3863-8914


文/大澤秀城

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